いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

2006年09月

「アントレ11月号」にアンケート取材協力をいたしました(1)

リクルート社が発行する独立・開業・起業のサポート情報誌「アントレ」からアンケート取材を受け、私のアンケート回答が9月25日発売の「アントレ11月号」に掲載されました。
 アンケート取材の内容は《会社員では味わえないプロワーカーの「旨み」と「苦み」》について。お金、人脈、私生活についてプロワーカーとして味わった旨み・苦みを答えるものでした。アンケートに答えながら、プロワーカーとしての自分自身を見つめなおすいい機会になった、と感じました。

img2aec34d4xs54eo 改めて、私が感じるプロワーカーとしての「旨み」と「苦み」を考えてみました。
 一言で言うと、自分が動いたことが「誰かの役に立ち喜んでいただける」場合が「旨み」で、逆に「役に立てず喜んでいただけなかった」場合が「苦み」だと思います。
 サラリーマン時代も当然そう感じてはいたのですが、今の立場で感じる、役に立ち喜んでいただけた実感と役に立てず喜んでいただけなかった悔しさは当時の比ではないように感じています。
 プロワーカーだからといって、最初から役に立ち喜んでいただけることばかりではありません。しかし「役に立てなかった」という苦い経験も、どうすれば役に立ち喜んでいただけるのかを考えるきっかけにしていくことが、プロワーカーの姿勢だと思っています。

 とにかくやってみる?自分で行動し決めていく?ことが第一歩です。プロワーカーは自分で行動して決めていかないと、役に立ち喜んでいただくことはもちろん、その原点となる「役に立てなかった」という苦い経験にすら辿り着けないのではないでしょうか。
 時に苦しいこともありますが、こうして自分を磨いていくことでプロワーカーとしての魅力が輝いてくると信じています。

 私の顧問先の経営者様方、このブログをご覧頂いている方々の中にも、私のようにサラリーマンを経験して起業された方々が数多くいらっしゃると思います。皆様はどんな「旨み」と「苦み」を感じていらっしゃるのか、一度お伺いしてみたいなと感じました。

宝くじに当たったときの税金

 昨日からオータムジャンボ宝くじが発売になりました。大型賞金が狙えるいわゆる「ジャンボ宝くじ」は年に5回(ドリーム、サマー、オータム、年末、グリーン)発売されますが、オータムジャンボは平成13年に誕生したもっとも新しいものだそうです。
 一等は前後賞あわせて2億円。

 ということで、今日は宝くじのお話です。


 宝くじの当選金には所得税がかかりません。
 これは、宝くじの根拠法である「当せん金付証票法」の第13条に「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない。」と規定されているからです。

 本来、宝くじの当選金は競馬の勝ち馬投票券の当選金(当たり馬券)と同様に一時所得にあたりますが、非課税なので申告する必要がありません。
 ナンバーズやロト宝くじ、またサッカーくじ(TOTO)も同様に非課税です。

 ただ、これを逆に考えると、宝くじの売上金のうち、当選金と経費を差し引いた残額(たとえばサマージャンボ宝くじの場合、30億円の売り上げに対して約12億円程度)は地方自治体の自主財源に充てられています。
 その用途は税金とほぼ同じです。

 つまり地方自治体にとって宝くじを売ることは、トータルで見ると税金を徴収するのと同じ効果がある、と言えるでしょう。


 もし、宝くじで高額の当選金があたった場合、どうしますか?
 豪華に世界一周旅行する、夢のマイホーム購入資金にする、事業開始の資金する・・・いろいろあると思います。

 ただ、あまり派手な使い方をすると税務署がそのお金の出所について疑問を持つこともあります。

 当選金を受け取る際には金融機関の発行する「当せん証明書」を受け取っておきましょう。

オススメ店「イタリアン・パスタ・カフェ アルベルト」(千代田区麹町)

 JR四ッ谷駅と地下鉄麹町駅の間で、新宿通りに面したところにあるイタリアンレストランです。オープンテラスつきのエントランスから入ると、店内はモダンで洒落たカフェの雰囲気。照明の具合がやさしい感じで、ゆったりとくつろげます。

imga0d2894cxv5e8g ランチはサラダバー+パスタ+ドリンクで950円。パスタ(日替わり)はソースとの相性がばっちりの細麺で、ゆで加減も絶妙。トマトソース系も美味しいですが、塩味系(ペペロンチーノ)・和風系(青じそとゴマ)などのさっぱりめのパスタが個人的にオススメ。カフェごはんと侮れないなかなかのお味です。サラダバーも新鮮な野菜が並んでおり、野菜をたっぷり取ることができます。
 食後のコーヒーも手抜きのないおいしさ。さらにお時間があればオススメしたいのが食後のデザートに半熟焼きプリン(350円)。とろとろのプリンの上のほうをバーナーであぶったもので、あぶった部分はカリカリと甘く、下のほうはとろとろで甘さ控えめと一度で二度美味しいオススメスイーツです。あの皇太子妃雅子様も召し上がったという一品だそうですよ。

 休日は、結婚式の二次会会場として使われることも多いようです。休日は静まり返る麹町近辺にあって、日曜日も営業している貴重なお店です。

少額減価償却資産−(2) 「中小企業者の少額減価償却資産の特例」を選択する際の注意点

 今日は、少額減価償却資産のお話の2回目です。

 前回のお話で、資産の額によっては、いくつかの減価償却方法の中から有利なものを選べることをお話いたしました。

 今回は選ぶ際に気をつけなければいけないポイントをご紹介いたしましょう。


 前回ご説明のとおり、今年度税制改正では、「中小企業者の少額減価償却資産の特例」制度について年間300万円の上限が設定されました。

 この改正で注意しなければならないのは、単純に年間300万円を超えた金額が即時損金算入できなくなるということではなく、資産単位で判断されるということです。

 簡単な例を示すと、一台27万円の資産を20台購入した場合、27万円×11台分(297万円)までは即時に損金算入できますが、12台目以降の9台分(243万円)やその他の購入資産については年間300万の上限を超えてしまうので、通常の減価償却等を行うことになります。


 ところで、減価償却資産を購入した場合、償却方法として
A.通常の減価償却
B.3年均等償却(20万円未満の資産)
C.少額減価償却資産の即時損金算入(同10万円未満)
D.中小企業者の少額減価償却資産の特例(同30万円未満、年間300万円の上限あり)
の選択することになりますが、その選択により地方税(償却資産税)の取扱いが変わることは注意が必要です。


■償却資産税が課税される(A.とD.)
A.通常の減価償却、D.中小企業者の少額減価償却資産の特例
■償却資産税は課税されない(B.とC.)
B.3年均等償却、C.少額減価償却資産の即時損金算入


 中小企業者の少額減価償却資産の特例を選択した場合に償却資産税が課税されることに注意してください。

 これは地方税法において償却資産税の対象外となる少額資産の対象が「法人税法、または所得税法に規定されたもの」とされていることによるものです。
 中小企業者の少額減価償却資産の特例は租税特別措置法で規定されているため、償却資産税の対象となってしまうのです。

 中小企業者の少額減価償却資産の特例を選択した場合は、購入代金を即時損金算入するとともに、償却資産税申告のために通常の減価償却と同様にその資産についても償却資産申告に必要な管理を行う必要があります。

オススメ店「めん徳 二代目 つじ田」(千代田区麹町)5

 新宿通りから一本入った、和食のお店のような佇まいのラーメン店です。その佇まいというより、ずらり並んだ行列をめざせばこのお店に着くのでは、と思うくらい「行列のできるラーメン店」です。店先にポットが置いてあり、行列まちの人用に飲み物サービスをしているところなど、行列の絶えないお店ならではの工夫を感じます。
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 メニューはラーメンとつけ麺。ラーメンは食感のしっかりした中太麺に、少しとろみのあるスープがよく絡んでとても美味。とろとろスープは濃すぎず、麺ののどごしもつるつるしているので、もたれることなく最後までおいしくいただけます。チャーシューもメンマも手抜きのない絶品です。
 つけ麺はこのお店の名物。お店に貼ってある「つけ麺流儀」三か条を読むと、一度で三度美味しくいただけます。

1. まずは1/3をそのまま食べる
スープはカツオだし系でとても美味しい!煮卵の半熟加減や味のしみ具合もちょうど良く、麺本来の味が楽しめます。

2. 次に一緒に出されたスダチを麺に絞り1/3食べる
スダチの香りがまた食欲をそそります。さっぱりした感じになって、二度美味しい。

3. 最後の1/3は「黒七味」を麺にかけ食べる
黒七味は普通の七味より辛く、香りもいいのが特徴です。スープとスダチ、黒七味の絶妙なバランスで、三度目の美味しさが味わえます。

 常に行列のお店ですが、並んででも食べたい逸品です。