いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

2010年04月

インターネットとシステムを駆使し、約5000社の会社設立をサポート-アーク行政書士事務所

今日ご紹介するのは、アーク行政書士事務所さんです。
 「行政書士事務所として日本でもトップクラスの会社設立サポート件数ではないでしょうか」と語る所長の加川逸芳行政書士に、その秘密をうかがってきました。


■顧客の95%がインターネット経由
-特に力を入れている業務は何ですか。
加川先生「株式会社の設立に関する業務に力を入れています。これまでに会社設立をサポートした件数は4年間で約5000件になります。」

-1年で1000件以上ですね!どうやって集客をしているのですか?
加川先生「インターネットからの集客に力を入れています。

 実は、行政書士になる前はマーケティングのコンサルタントでした。

 その頃に培った集客のノウハウを活かしながら、独立当初からインターネットによる集客をメインに考えてきました。

 おかげさまで、当事務所のクライアントの約95%はインターネットから来られた方ですよ。」

-ホームページから集客するためのポイントを教えてください。
加川先生「当事務所のホームページは他の事務所のものに比べてかなり縦長です。

 あえてセールスレター型のホームページを作成し、文章で申し込ませるような工夫がしてあります。

 クライアントからは、他の行政書士のホームページと比べて、わかりやすく詳しく書いてあって安心した、と言われることがありますね。」


■独立直後の人手不足をシステムの力で解消
インターネットを利用した集客が独立直後から成功した加川先生。当時はお一人で全ての業務をこなすことが非常に難しかった、といいます。

加川先生「1年目から人を雇うのはリスクが高かったので、最初は一人で全ての業務をこなしていました。

 しかし行政書士は役所や打ち合わせなどの外出が多いため、1日バタバタ動き回って業務が進まない状況に陥り、悩みました。

 そこで、ビジュアルベーシック(VBA)でプログラムを組んで、会社設立書類の作成システムを自力で開発し、書類作成時間を大幅に削減することに成功しました。
 このシステムは、現在でも使っています。

 早い段階で書類作成システムを構築したことは、クライアントが大幅に増えた現在、非常に役に立っています。」

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(アーク行政書士事務所の皆さん)

■公益法人制度と遺言相続関係の業務への進出も
-今後力を入れていきたい業務は何ですか。
加川先生「一般社団・財団法人関係の業務と、遺言・相続関係の業務ですね。

 一般社団については、既に設立の経験がありますし、ホームページもリニューアルして新たなメニューを加える予定です。

 また遺言・相続関係の業務は、相続人の割り出し、相関図の作成、遺産分割協議書の作成などが行政書士の仕事になります。

 遺言・相続は、弁護士ほか税理士、司法書士、不動産鑑定士など多くの専門家がたずさわる業務です。

 高齢化社会を迎えて、遺言・相続の重要性が高まってきています。当事務所では来年度をめどに、取り組んでいきたいと思っています。」


■いずみ会計に一言!
加川先生「行政書士ばかりでなく、税理士でも専門家が少ない公益法人やNPO法人などの税務・会計分野で、第一人者になれることを期待しています!」
(取材協力:ライター山崎実由貴)


アーク行政書士事務所
【住所】東京都板橋区小豆沢2-1-4-406
【TEL】03-5914-2990
【FAX】03-5914-2991
【E-mail】info●kaishasetsuritsu.biz(メールご送信の際は●を@に変えてください)

(つぶやき)ビジネスで悩んだら・・・

ビジネスで悩むこと、たくさん、ありますね。

中小企業の社長なら、悩むネタはつきません。


ずっと仕事のことばかり考えても煮詰まる時があるかもしれません。


意識的に、何か一つ、仕事に関係ないことを習慣にしてみませんか。


スポーツ、趣味・・・何でもいいと思いますよ!



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単純ミスも多い「期ズレ」に注意!

【質問】
3月決算を迎えましたが、売上を違う年度に計上する「期ズレ」で税務調査が入りやすい、という噂を耳にしました。
何か気をつけるポイントがあれば教えてください。

【回答】
収益計上するのは、原則として商品の引渡し日や役務を提供した日になります。建築の請負の場合は、工事の種類や性質、契約内容から合理的な日に計上します。
単純ミスで、修正申告になる可能性もあるため、十分にチェックしてください。



 決算にあたり注意を必要とするのが、本来計上すべき事業年度と違う年度に売上や費用を計上してしまう、いわゆる「期ズレ」です。

 たとえば請求書の締め日が月末ではない場合、決算月末までの売上を翌期に計上してしまうのはよくあるミスです。

 ケアレスミスで起こってしまうことが多いですが、意図的に帳簿操作を行うような悪質なケースも多いことから、税務調査の対象となりやすい、といえます。


 収益計上をするのは原則として商品の引渡し日や役務を提供した日。商品の「引渡し」となる時期は、

(1)出荷日
(2)相手方による検収日
(3)販売数量を確認した日
(4)そのほか契約で販売日として認められる日

・・・などから選ぶことができますが、その計上基準は継続して採用しなければなりません。


 建築の請負にかかる収益などは判断に迷うケースが多いですが、
(1)作業を結了した日
(2)相手方の受入場所へ搬入した日
(3)相手方が検収を完了した日
(4)相手方において使用収益ができることとなった日

・・・など、工事の種類や性質、契約内容などから合理的と認められる日に計上します。


 ただし、
「同種の工事を多量に請け負うなどの場合で、引渡し量に従い代金を収入する」
「1 個の建設工事であっても、一部を引き渡した都度その割合に応じて代金を収入する」
といった契約や慣習がある場合は、各支払い時期によることと定められています。


 単純なミスで修正申告とならないよう、期ズレについてはしっかりとチェックしておきたいところです。

 税理士等ともよくご相談なさることをオススメいたします。

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(つぶやき)就職不況は続く?!

知人から、ハローワークに行ったときの話を聞きました。

ある手続き一つに、なんと2時間待ちだったそうです!

その混雑振りにびっくりしたとか・・・。


景気回復のきざし、といったニュースもたまに聞きますが、こと就職現場の不況はまだまだ続いているのかな、と感じました。


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「本屋大賞2010」授賞式

 先日、いずみ会計の顧問先さん「NPO法人本屋大賞実行委員会」が実施する「本屋大賞2010」の授賞式がありました。


 本の販売現場で活躍している書店員さんたちが、一番売りたい本を投票で選ぶのが特徴の本屋大賞。
 今年で7回目を迎えるそうです。

 今年は授賞式の様子を随時、ツイッターなどで配信していたようですよ!
 ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。


 さて、大賞受賞作品は・・・

『天地明察』(冲方丁/うぶかた・とう)
 江戸時代、日本独自の太陰暦を作った渋川春海を描いた作品です。


 冲方丁先生は、若くて背が高くイケメンの作家先生。
 こんなに若い先生が大きな賞を受賞されるなんて、驚きました。


 印象的だったのは生涯学習のユーキャンさんの講座を1つプレゼント、という副賞で「ビーズアクセサリー講座」を選んでいらしたこと。

 失礼ながらビーズアクセサリーを作るようにはお見受けできなかったのですが・・・

 どうやら奥様へのプレゼントだそうです。
 奥様想いの先生なんですねー。


 授賞式の最後に、全国の書店員さんたちと先生が記念撮影。

 懇親会では『天地明察』をおススメする手書きポップを冲方先生に手渡ししていました。

 読んで感動した本の作家さんに、想いを伝えるポップを手渡しできるなんて、幸せな式典だなあと思いました!


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