いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

2013年01月

(つぶやき)営業電話等のタイミング

私の事務所には、営業の電話も毎日かかってきます。

私は申し訳ありませんが、単なる営業の電話には対応してません。

とはいいつつ、どんな営業にも反応しないのか?といえば、全く違います。


結果として、私は営業を受けた中から、例えば業務に必要なものを買ったり、発注したり、しています。

ではなぜ電話営業に積極的に反応しないのか、といえば
私の場合は、電話対応する時間がないからです。

あるいは、電話は落ち着いて話をきく余裕がないからです。
これはあくまで人間の好みによるものかもしれませんが
郵便、FAXやメールでの営業は、内容を自分で確認し、必要な問い合わせをする場合が実際にあります。

私が「どんな営業が私に行われているか、見てみよう」という気持ちになってるときに
郵便、FAX、メールをみるからです。

これだけで随分、DMの成功率が違うような気がします!

(つぶやき)問題を見る目線

あるベテラン経営者さんにお伺いしました。

基本、問題点は細かく確認、ただし新しい問題点は大きな目線で確認

と聞きました。

なるほど。
確かに大事な観点です。

やはりベテラン経営者さんの話は、ひとつひとつが勉強になりますね。

相続税が上がるって本当?-平成25年税制改正大綱より-

【質問】
新聞や雑誌で相続税が上がる、という話題を目にします。
具体的に何がどう変わるのでしょうか?

【回答】
平成25年の与党税制改正大綱によると、平成27年から相続税の基礎控除額が引き下げられ、さらに税率構造が変わるとされています。


 具体的には、相続税の基礎控除が引き下げられ、税率構造が変わる、と言う点が大きなポイントになります。

 そもそも相続税は、大きな財産を持っている人がそれを引き継ぐときにかかる税金です。
 広い視点から言い換えれば、一定の人にだけ富が集中するのを避けるための「富の再分配」という役割があるのです。

 ところが、バブル期に大幅に上がった地価が下落する中においても、バブル期の地価上昇に対応した基礎控除や税率構造の水準が据え置かれてきた結果、課税割合が低下する等、富の再分配機能が低下していることが以前から問題視されていました。
 こうした状況を受けて、今回、課税ベースの拡大(基礎控除の引き下げ)と税率構造の見直しが行われたのです。

 では具体的に内容を見てみましょう。

●基礎控除の引き下げ
 平成27 年より、相続税の基礎控除について、
現行の「5,000万円+1,000 万円×法定相続人数」が、
「3,000 万円+600 万円×法定相続人数」に引き下げられます。


●税率構造の見直し
 最高税率を55%に引き上げる等、税率構造の見直しを行います。
 具体的には次のとおりです。

130229相続税の税率構造(H25税制改正大綱)


 このように、一方で課税ベースが拡大され、大きな財産の相続については増税という一面が見えてきますが、別の一面もあります。

 例えば、今回の税制改正大綱では、個人の土地所有者の居住や事業の継続に配慮する観点から、小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例について、居住用宅地の限度面積を拡大するとともに、居住用宅地と事業用宅地の完全併用を可能とする等の拡充といった制度も整備されるようです。

 また、贈与税の最高税率を相続税に合わせる一方で、高齢者の保有する資産を現役世代により早期に移転させ、その有効活用を通じて「成長と富の創出の好循環」につなげるため、子や孫等が受贈者となる場合の贈与税の税率構造を緩和する等の見直しを行うとともに、相続時精算課税制度について、贈与者の年齢要件を65 歳以上から60 歳以上に引き下げ、受贈者に孫を加える拡充も盛り込まれています。

 これはあくまでも与党の税制改正大綱ですので、国会での審議等を経てはじめて法案成立となります。ですから、これからの審議過程は要チェックです!

 本当の意味での決定ではないということを念頭に置きつつも、大きな改正になりますので準備を進めることは大事かもしれませんね。


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(つぶやき)歩きながらの携帯電話

ある方と打合せで待ち合わせをしていました。
いつも早めにいらっしゃる方が、珍しく遅れてきました。

「電車が遅れて申し訳ありません」
と話し出したその方がいうには、今日の電車遅延は、
歩きながらホームで携帯をしていた方が線路に落ちて、電車が止まりましたので、ということでした。

幸い大きな事故にはならなかったようですが、ホームで歩きながら携帯を使うのは、やはり危ないですね!

(つぶやき)文学部仏文学科

たまにですが、初めてお会いした方から聞かれます。

「浦田さん、大学は文学部なんだね!」

はい、この税理士業界では女性の税理士が10パーセントしかいません。
つまり女性税理士は10人に1人です。
さらに女性の税理士も大学は経済学部、法学部、商学部、などの比率が高いです。

なので、そもそも女性の税理士が多少珍しくて、更に文学部というと、税理士100人に1人??くらいなのかもしれません。
更に私は「仏文学科」つまりフランス文学科です。
もっと珍しくて「えー!」と言われます。

「なんでまた、仏文学科の人が税理士に?」
と最初の質問に戻りますが、
私は大学の学科と社会人の仕事が
「あまり関係ない人もいる」という例になるかもしれませんね。