いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

2017年12月

相続税対策スキーム封じ?!小規模宅地の特例に改正か?

【ポイント】
2018年度税制改正で、小規模宅地の特例の中で、相続が発生したときに、一定の要件を満たした相続人が、被相続人と同居していなくても3年以上持ち家がなければ減税を受けることができる、いわゆる「家なき子」の特例について、改正が入るもようです。



2018年度の税制改正で、相続税の過度な節税を防ぐ措置の導入が検討されています。
その一つが、小規模宅地の特例の中で、いわゆる「家なき子」の特例に関するものです。

小規模宅地の特例とは、本来、相続により、亡くなった人(被相続人)の配偶者や子など同居していた人の税負担を軽減するために導入されたもので、相続人と同居していた土地を相続した場合、土地の評価額を最大で8割減らして相続を受ける人の税負担を減らす、というものです。

ただし、小規模宅地の特例の中に「被相続人の配偶者及び同居相続人がいないこと」「3年以上持ち家がないこと(=借家住まいであること)」など一定の要件を満たした場合は、小規模宅地の特例と同様の減税を受けることができる、という規定があります。これが「家なき子」の特例といわれるものです。

そのため、持ち家をあらかじめ親族に贈与する節税スキームが流行しています。
スキームの一例を説明すると、祖父、父、子の三世代の一族で、祖父と父がそれぞれマイホームを持っている、と仮定します。
このスキームをが使おうとした場合、あらかじめ子に対してマイホーム(家屋)を贈与します。贈与から3年たつと、父は持ち家のない「家なき子」になります。
親族(この場合は子)の持っている家に無償で住んでいる場合も、家を「所有」していなければ「持ち家がない」とされるため、父の日常生活になんら支障はありません。
父が子にマイホームを贈与して3年以上経過して祖父が亡くなり、相続が発生したときに、父は「家なき子」の特例を使って祖父の宅地の評価額を小規模宅地の特例同様の有利な条件にする、というイメージです。
親と同居したくないけれど相続税はオトクにしたい!という方などは、このスキームを検討された方も少なくないかと思います。

今回の改正で、相続人(主に子)が相続時に住んでいた家が、もともと相続人が所有していた家だった場合や、相続人が3親等以内の親族が所有する家に住んでいる場合などは対象外にすることなどを検討しているそうです。

こうした相続税スキームは、早めに動くのがポイントになってきますが、たとえ不利になる法改正があっても一度動いてしまうと後戻りしにくいというデメリットもあります。
今回説明した改正は、まだ検討段階ではありますが、相続税対策は将来的な法改正の可能性も含めて、慎重に考えるよう、心がけてください。


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オフィス街に豪華な馬車が登場?!-信任状捧呈式-

東京駅に豪華な馬車が登場します!
12月11日(月)信任状捧呈式のための馬車列が運行されます。

信任状捧呈式とは、新任の外国の特命全権大使が信任状を天皇陛下に捧呈する儀式です。
このときに、大使一行の皇居への送迎は、大使の希望により皇室用の自動車か馬車が提供されているそうです。
新任大使の送迎に馬車を使用している国は、世界的に見ても英国やスペインなど数か国しかない、といいます。
日本の場合は、自動車より馬車を希望する大使が多いそうですよ。

信任状捧呈式の馬車列で使われる儀装馬車4号は、大正2年に製造されたもので、海老茶色の漆塗りの車体に金高蒔絵の御紋章がついている美しい馬車で、美術的価値も高いといいます。
昭和60年の文仁親王成年式にも使用されるなど、皇室の重要な儀式で使われている馬車でもあります。
171208信任状捧呈式
(信任状捧呈式の馬車。画像は宮内庁HPより拝借しました)

参考として宮内庁が発表したルートは、東京駅から行幸通りを経て、和田倉門交差点から皇居外苑を抜けて皇居正門(その後、宮殿南車寄せに到着)です。
皇居前広場午前10時05分頃(1回目)と午前10時30頃(2回目)に通過する予定だといいます。
東京駅近辺でのお仕事の方、運がよければこの豪華な馬車を見かけるかもしれませんね!


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セルフメディケーション税制を受けるには?

【ポイント】
平成29年分の確定申告から受けることができるようになったセルフメディケーション税制。制度を利用するための申告書への記載方法や明細書、添付書類等の詳細が明らかになりました。


セルフメディケーション税制が創設され、平成29年分の確定申告から受けることができるようになります。
セルフメディケーション税制とは、「健康の保持増進及び疾病の予防に関する取組」を行った方が、12,000円以上の対象医薬品を購入した場合には「セルフメディケーション税制」(通常の医療費控除と選択適用)を受けることができる、というものです。

セルフメディケーション税制を受けるためには、申告書や明細書等について、次のような準備が必要になります。制度を利用したい方は、少しずつ書類を準備したいですね!

(1) 確定申告書
・・・医療費控除の「区分」欄に「1」と記載。

(2)セルフメディケーション税制の明細書
・・・必要事項を記載します。経過措置として、平成31年分の確定申告までは、明細書ではなく領収書の添付又は提示によることもできます。

(3)「健康の保持増進及び疾病の予防に関する取組」を行ったことを明らかにする書類
・・・取組を行ったことを明らかにする書類のうち、結果通知表は健診結果部分を黒塗り又は切取りなどをした写しで差し支えありません。
●インフルエンザの予防接種又は定期予防接種(高齢者の肺炎球菌感染症等)の領収書又は予防接種済証
●市区町村のがん検診の領収書又は結果通知表
●職場で受けた定期健康診断の結果通知表
※「定期健康診断」という名称又は「勤務先(会社等)名称」が記載されている必要があります。
●特定健康診査の領収書又は結果通知表
※「特定健康診査」という名称又は「保険者名(ご加入の健保組合等の名称)」が記載されている必要があります。
●人間ドックやがん検診をはじめとする各種健診(検診)の領収書又は結果通知表
※「勤務先(会社等)名称」「保険者名(ご加入の健保組合等の名称)」が記載されている必要があります。


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神田明神「星月夜参り」

いずみ会計のある千代田区では、オフィスビルや高級ホテルのクリスマスのイルミネーションが鮮やかになってきました。
会計事務所は、業務があわただしくなってきて年末を感じるのですが(^-^;
街中を歩いていても、年の瀬を感じるようになりましたね。

世間はクリスマスのイルミネーションですが、神社でも美しい光の中、厳粛なお参りをすることができます。
今日ご紹介するのは、千代田区を代表する神社の一つ、神田明神の「星月夜参り」です。

神門をくぐると、580基もの燈明が境内までの道を照らしています。
燈明に導かれて荘厳で重厚な御社殿で参拝すると、昼間のお参りとは少し違った気持ちで心が癒されます。

燈明の消灯時間は午後11時。(消灯後も24時間開門しています)
残業でかなり遅くなっても、参拝者をやさしい光の中で待っていてくれる(?!)ので、会社帰りに気分転換に立ち寄るのもいいですよね!

江戸時代から東京の守り神として親しまれてきた神社、イルミネーションとは一味違う光の中で、厳粛かつ心癒されるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?


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