いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

2018年01月

「民泊」の収入は不動産所得ではない?!

【ポイント】
個人が空き部屋などを有料で旅行者に宿泊させる、いわゆる「民泊」による収入は、雑所得に該当します。


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近年の外国人旅行者の増加は目を見張るものがあります。都内を歩いていても、外国人観光客の姿を見ない日はありません。

そこで注目を集めているのが、観光客へ個人宅や投資用マンションを貸し出す、一般的に「民泊」といわれるビジネスです。
近年では、インターネットを通じて外国人観光客に個人宅や投資用マンションを貸し出すビジネスもあり、中には会社員の方が副業として行なっていることもあるといいます。

こうした「民泊」からの収入について、「不動産を貸しているのだから不動産所得」とはならないので、注意が必要です。
「民泊」は、一般的に利用者の安全管理や衛生管理、時には一定程度の観光サービスの提供等を伴うことがあります。
そのため、単なる不動産賃貸とは異なると考え、その所得は、不動産所得ではなく雑所得に該当します。
確定申告の際には、雑所得として申告するようにしてください。

なお、「民泊」の収入による雑所得は、雑所得の「公的年金等以外のもの」に該当し、所得金額の計算方法は「総収入金額-必要経費=その他の雑所得金額」となります。
必要経費が認められますので、民泊に係る費用の領収書などはきちんと保存しておくこと、また、帳簿づけ(おこづかい帳形式のものでOK)も行なっておくことをオススメいたします!


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オススメ映画「星めぐりの町」

今日はオススメの映画「星めぐりの町」をご紹介いたします!

(予告編)


妻を早くに亡くし、一人娘の志保(壇蜜)と二人暮らしをする主人公、島田勇作(小林稔侍)。京都で豆腐作りの修行を積んだ勇作は毎朝じっくりと手間と時間をかけて美味しい豆腐を作り、町の主婦や料理屋に届ける生活を送っていた。
そんな勇作の元に、警察官に付き添われ、東日本大震災で津波により家族全員を一瞬で失った少年・政美(荒井陽太)がやって来る。
亡き妻の遠縁にあたるという政美。突然不幸により心に傷を抱える政美を、勇作はただ静かに見守り続ける。
自然に根差した自給自足の勇作との暮らし中で、薄皮が一枚、また一枚とはがれるように、少しずつ心を再生させていく政美。しかし勇作がひとりで配達に出ている最中、町が大きな揺れに襲われ、一人で留守番をしていた政美に震災の恐怖がよみがえり、姿を消してしまう...。(「星めぐりの町」公式サイトのストーリーより)

ぜひ予告編をご覧ください。
何気ない日本の町の美しさやモノ造りへの情熱、東日本大震災が人々に残した傷跡。自然に根ざした生活のなんともいえない暖かさを、たった数分の映像からも感じていただくことができるかと思います。

この映画の主人公・島田勇作を演じた小林稔侍さんは、意外なことに今回が映画初主演だそうです!
勇作さんの味わい深い演技、一人娘の志保を演じる壇蜜さんの柔らかな雰囲気、そして心に傷を抱えて喋れなくなった少年を演じる荒井陽太君(オーディションで選ばれたシンデレラボーイだそうです!)の繊細な芝居など、キャストの熱演も見逃せません。

そして島田勇作の作る豆腐が本当においしそうで、これも印象的。
いずみ会計とご縁のある全豆連(一般財団法人 全国豆腐連合会)も制作に協力した本格的なものだといいますので、ご注目ください(^-^)。

1月27日(土)から全国ロードショー!
心の再生を通じて、生きていくことの大切さを教えてくれる物語、ぜひご覧ください!

★「星めぐりの町」公式HPはこちら▼
http://hoshimachi.jp/

医療費通知(医療費のお知らせ)で医療費控除を受ける場合の注意点

【ポイント】
医療費通知(いわゆる「医療費のお知らせ」)で医療費控除を受ける場合、通知が届くタイミングやその集計期間にタイムラグがある可能性が高いため、注意が必要です。



平成29年分の確定申告から、医療費控除を受ける場合に「医療費控除の明細書」を作成し、確定申告書に添付しなければならないこととされていますが、医療保険者(健保組合など)から交付を受けた医療費通知(いわゆる「医療費のお知らせ」)がある場合は、医療費通知を添付することによって医療費控除の明細書の記載を省略することができるようになりました。

領収書の添付の必要がないので添付書類が減ることや、集計がラクになることなど、いいことも多いのですが、注意点もあります。

まず、医療費通知は医療保険者によって発行される月と、その集計期間が決まっていることがほとんどです。そのため、最新の医療費通知が届くのが2月になる、あるいは最新の医療費通知で集計されるのは昨年の10月までの医療費である、という可能性も考えられます。
さらに、医療費通知は、医療保険者から事業者(会社など)に交付されるものですので、皆さんのお手元に届くまでにタイムラグが生じる可能性もありますので注意が必要です。

今回の確定申告は、経過措置期間ですので、明細書を作成する従来の方法で申告してもかまいません。還付申告のみの方については、書類をすべて整えて3月15日を過ぎてから申告するという手段も考えられます。
ただし、納税額のある方は必ず3月15日までに申告してください!(後日、12月までの医療費通知が届いたときに修正申告をしてください)


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千代田区が雪の街に?!−第17回 神田小川町雪だるまフェア

いずみ会計のある千代田区は、小さな街ですが様々な「顔」を持つ街でもあります。
千代田区内にある神田小川町は、古本屋街で有名な神田神保町のお隣で、スポーツ店が多いエリアです。
このエリアで、「神田小川町雪だるまフェア」が開催されます!

神田小川町雪だるまフェアは
「群馬県嬬恋村から80トンの天然雪を運び入れ、スポーツ店の街・神田小川町で銀世界の魅力を存分に体験していただくイベント」(千代田区神田小川町PRサイトより)
だと言います。

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(画像は千代田区神田小川町PRサイトより拝借しました)

小川町広場の「雪あそび広場」や「雪のすべり台」、「宝さがしゲーム」、「かまくら体験」などは、子供達に大人気間違いなし!
嬬恋村の「あったかグルメ」や温泉を直送した「足湯」、地元団体による「ブラスバンド演奏」などは、大人にも嬉しいイベントですね。

靖国通り会場では、2mの雪だるまが30体近く並ぶ「巨大雪だるまストリート(雪だるまコンテスト)」や、無料リフト券や宿泊券が当たる「無料大抽選会」など、盛り沢山のイベントで神田小川町が雪の街に大変身します。

開催は、1月20日(土)・21日(日)の2日間。
大人だけでも、お子様連れでも楽しめるイベント、足を運んでみてはいかがでしょうか?!

会社員の還付申告、もう提出できます!

【ポイント】
納めすぎの所得税の還付を受けるための確定申告(還付申告)は、確定申告期限に関係なく、その年の翌年の1月1日から5年間、提出することができます。



確定申告といえば、芸能人が税務署を尋ねて申告書を提出する様子がニュースで流れるのをご覧になる方も多いのではないでしょうか。
それがちょうど2月15日くらいで「今日から確定申告がはじまります!」みたいなアナウンスとともに紹介されるので、「確定申告は2月15日から」と思っていらっしゃる方が多いかと思います。

しかし、確定申告の中でも還付申告を行う方は、2月15日より前に申告書を提出することができます。
確定申告書を提出する義務のない人でも、給与等から源泉徴収された所得税額などが、年間の所得税額よりも多いときは、確定申告をすることによって納め過ぎの所得税の還付を受けることができます。これを「還付申告」といいます。いわば「納めすぎた所得税を戻してもらうための申告」です。
還付申告書は、確定申告期間とは関係なくその年の翌年1月1日から5年間提出することができます。

たとえば、会社員の方で医療費控除や寄付金控除を受ける方、住宅ローン控除の最初の年(確定申告が必要)の方、ふるさと納税をたくさん(6自治体以上)された方・・・など、確定申告をして払いすぎた税金を還付してもらう方は、もう申告書を提出することができます!

ちなみに、確定申告の期限ギリギリ(3月中旬くらい)に申告書を提出すると、税金が還付されるまでに1ヶ月ほどかかることもありますが、早い時期だとぐっと早く税金が還付されます。(混雑状況によるためです)
また、この時期は税務署も比較的空いているため、わからないところをじっくり相談しやすい点もメリットです。

会社員の方の還付申告は、早めに提出するのもオススメですよ!


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