いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

2020年07月

空き家などの低未利用地の譲渡益から100万円が控除できます

【ポイント】
空き家などの低未利用地の譲渡(親族間譲渡は除く)をした場合、低未利用地の譲渡益から100万円を控除することができるようになります。

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国土交通省によると、空き家の総数は2018年までの30年間で約2.2倍(394万戸→849万戸)に増加した、といいます。
近年、休眠状態になった土地(低未利用地)の増加は、大きな社会問題になっています。

低未利用地とは、空き家や空き地、空き店舗、耕作放棄地、管理が放棄された森林などの「未利用地」と、一時的な資材置き場、青空駐車場など「低利用地」を総称したものです。

こうした土地等の流通を増やすことで、新たに土地建物を欲している人たち(移住者、隣の土地の所有者など)に積極的に活用してもらい、地域の活性化や治安の向上を図るため、令和2年度の税制改正では、低未利用地の譲渡所得に関する特例が盛り込まれました。

2020年7月1日から2022年12月31日までの間に、個人が空き家などの低未利用地の譲渡(親族間の譲渡を除く)をした場合低未利用地の譲渡益から100万円を控除することができます。

この特例の適用要件は次の通りです。
(1)譲渡価額がその上にある建物等を含めて500万円以下であること
(2)所有期間が5年を超えること
(3)その低未利用地が都市計画区域内に所在すること
(4)低未利用地であったこと及び譲渡後の土地の利用について市区町村の長が確認した書類が確定申告書に添付されていること
(確認書類の発行については、各市区町村にお問い合わせください)

「思ったよりも高く売れない」「測量費や解体費用などの譲渡費用の負担が高い」「様々な費用支出があった上に、譲渡所得が課税される」
…といったことから、土地を売るよりも低未利用地として放置したほうがよい、と考える方が多かったかと思いますが、今後はこの特例を利用して空き地や空き家の売却を考えてみてもいいかもしれませんね。


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自宅で仕事をするフリーランス、家賃支援給付金は受けられるの?

【質問】
フリーランスの個人事業主です。
自宅の一室を事務所として使っていますが、家賃支援給付金は受けることはできますか?

【回答】
住居兼事業所については、事業用の地代・家賃として税務申告している部分のみ、金額を記載してください。

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売上の減少に直面する事業者の家賃負担を軽減するための給付金、家賃支援給付金。
給付金は直近の支払い賃料をもとに計算され、個人事業主の方も賃料の6ヶ月分(最大300万円)が一括給付されます。

フリーランスで活躍されている方の中には、自宅を事務所としてお使いの方もいらっしゃるかと思います。
そのような「住居兼事業所」については、事業用の地代・家賃として税務申告している部分が給付の対象となります。

なお、個人事業主の場合、地代・家賃として税務申告しているなど、申請者自らの事業のために使用・収益する土地・建物の賃料が対象です。
家賃だけでなく、地代も対象となります。
例えば、申請者自らの事業のために使用・収益する駐車場の地代も対象となりますよ!


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「神田カレーグランプリ カレー店応援チケット」発売中!

いずみ会計事務所のある東京都千代田区には、カレーの街・神田神保町があります。
その神田神保町のカレー店を助けたい!という想いのもと、「神田カレーグランプリ カレー店応援チケット」が6月28日から発売されています!
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(画像は「千代田カレーグランプリ」HPより拝借しました)

この応援チケットは、500円券が6枚つづりになった3000円分の前売りチケットです。2020年内ならいつでも使うことができるので、すぐその場でも使うもよし、秋口から冬にかけて使うもよし、500円ずつ分けて使うもよし、友達とシェアしてもOK!というものです。
1シート購入につき、オリジナル缶バッジがもらえます。
店内での飲食はもちろん、テイクアウトにも使えます。(デリバリーで使えるかどうかはお店によります)

応援チケットは、神田カレーグランプリ参加店ならばどこでも購入できます。好きなお店で応援チケットを買うとよいでしょう。

参加店は、公式HPに掲載されています。
顔ぶれを見ると、メディアに何度も登場する有名店はもちろん、インド、タイのカレー、和風カレー、欧風カレー、中華カレー…などのお店も参加しています。
カレーってこんなに種類があるのね!と驚きます。

もはや日本の国民食の一つ、と言ってもいい?!カレーを楽しめるカレー店応援チケット、神田神保町にお越しの際にはぜひ!


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最大600万円!家賃支援給付金、申請開始

【ポイント】
売上減少に直面する中堅・中小事業者の地代家賃(賃料)の負担を軽減するため、売上の減少に直面する事業者(賃借人)に対して支給する「家賃支援給付金」の申請受付が始まります。

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新型コロナウイルス感染症を契機とした5月の緊急事態宣言の延長などにより、売上の減少に直面する中堅・中小事業者の事業の継続を支えるため、地代家賃(賃料)の負担を軽減することを目的として、賃借人(かりぬし)である事業者に対して給付金「家賃支援給付金」の給付申請が、7月14日から始まります。

対象者は、資本金10億円未満の中堅企業、中小企業、小規模事業者で、売上の減少に直面している方です。個人事業主はもちろん、医療法人、農業法人、NPO法人、社会福祉法人など、会社以外の法人も幅広く対象とします。

「売上の減少」とは、次の(1)(2)のいずれかの状態であることをいいます。
(1)2020年の特定の月(1か月)の売上が2019年の同じ月の売上の50%以下
(2)2020年の連続する3か月の期間の売上の合計が、2019年の同じ期間(3か月)の売上の合計の70%以下


給付額は、申請日の直前1か月以内に支払った金額を算定の基礎とします。例えば、7/15に申請した場合、6/16から7/15までに賃料として支払った金額をもとに計算します。

給付額は次の(1)、(2)のとおりです。
(1)申請日の直前1か月以内に支払った賃料が75万円(個人事業主は37.5万円)以下の場合
賃料の2/3を6倍した金額

(2)申請日の直前1か月以内に支払った賃料が75万円(個人事業主は37.5万円)を超える場合
(法人)
賃料の上限75万円の2/3(50万円 )を6倍した金額(300万円 )と、支払った賃料のうち75万円を超える金額の1/3を6倍した金額の合計。ただし、給付額は最大で600万円

(個人)
賃料の上限37.5万円の2/3(25万円 )を6倍した金額(150万円 )と、支払った賃料のうち37.5万円を超える金額の1/3を6倍した金額の合計。ただし、給付額は最大で300万円

給付額算定の基礎となる契約・費用は、土地や建物の賃貸借契約に係る賃料、共益費、管理費です。
電気代や保険料、修繕費、動産の賃借料、敷金、礼金、更新費等、テナント会費などは含まれません。

給付金の申請の期間は、2020年7月14日から2021年1月15日までです。(電子申請の締め切りは、2021年1月15日の24時まで)

詳しくは、経済産業省のHPをご参照ください。

●家賃支援給付金に関するお知らせ(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/covid-19/yachin-kyufu/index.html


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千代田区の飲食店をSNSで応援!「#ごちそうちよだ」

いずみ会計事務所のある東京都千代田区は、新型コロナウイルス感染症対策による影響で、飲食店が厳しい状況にあります。

そこで、SNS投稿に「#ごちそうちよだ」をつけて、 千代田区の飲食店を応援しよう!というキャンペーン「#ごちそうちよだ」をご紹介いたします。
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「千代田区を愛する区民(在住・在勤・在学)みんなの力で、各店舗にエール(応援)を届けたい。全国に広がる別府発の『別府エール飯』を参考に千代田区全体で飲食店を盛り上げます。」
という「#ごちそうちよだ」は、お客さんとお店、 お互いの思いをつなぐ飲食店SNS応援プロジェクトだといいます。

千代田区内の飲食店で食事やデリバリー、テイクアウトを利用した際に「美味しかったからみんなに知ってほしい!」という思いとともに料理の写真を撮影「#ごちそうちよだ」のハッシュタグをつけてFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSに投稿すればOK!

また、飲食店の方も、お店の自慢の料理を作り、料理の写真を撮影し「#ごちそうちよだ」をつけて各SNSに投稿すれば参加できます。
食べてほしいからもっと知ってほしい、テイクアウトやデリバリーで密を避けて安全に美味しい食事を楽しんでもらえる、そんなアピールもできますよ!

詳しくは「#ごちそうちよだ」の公式HPをご覧ください!
HPを見ていると、区内の気になる飲食店がたくさん掲載されていて、デリバリーを頼んでみたくなりました!

●「#ごちそうちよだ」HPはこちら▼
https://gochisou-chiyoda.net/


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