現行の公益法人は、平成25年11月までに公益財団法人・公益社団法人への移行認定の申請又は、一般財団法人・一般社団法人への移行認可の申請を行う必要があり、移行が認められなかったり、申請を行わなかった法人は解散したものとみなされる―

 これが、いわゆる「公益法人制度改革」の概要です。

 いずみ会計のお客様の中には、すでに移行認定・認可をうけたお客様もいらっしゃいます。
 今回ご紹介するのは、公益財団法人史学会さんです。

 史学会は、1889年(明治22年)11月に創立された、日本を代表する歴史学の学術団体です。長い歴史の中で、歴史研究に関する数々の功績を挙げています(^-^)。

 洋の東西を問わず、歴史学に関する論文を発表する場として『史学雑誌』を刊行しています。
 『史学雑誌』を一度ご覧になりたい方は、東大の文学部までお出掛けください!史学会の事務局が、東大の文学部建物内にあります。

 また史学会では、現在、会員を募集しています。史学を研究する方はもちろんのこと、史学に関心ある方も大歓迎です! 会員には、『史学雑誌』をお送りいたします。

 4~6月に個人普通会員として新規入会した方には、初年度に限り年会費を10,000円に割り引く一般の方の入会キャンペーン実施中です。(通常年会費12,000円)

 さて、その史学会ですが、今年2月に内閣府の公益認定等委員会から公益認定の答申が出され、4月1日から公益財団法人として新たな一歩を踏み出しました。

経理担当の方から、公益認定の体験談を伺いました!


―公益法人制度改革で、法律の施行後、5年間の移行期間内に申請が必要となりました。
経理担当
「最初は制度の内容が把握できませんでした。事務量が増えるのではないか、複雑になるのではないかなどと漠然とした不安があり、混乱するような感じでした。
ですから、最初の頃は他の学術団体がどのような対応をするのかを見ていたような気がします。」

―具体的に申請に向けて動き出したのは?
経理担当
「昨年の4月くらいからですね。史学会の中で、公益財団法人を目指すことが決まり、情報収集からはじめました。

 浦田先生への相談など、申請に向けての具体的な事務手続きに入ったのは7月くらいだったかと思います。公益認定の申請をしたのは11月8日でした。」

―かなり急ピッチですね。大変だったのではないですか?
経理担当
「年度はじめの4月1日から公益財団法人になることをめざして逆算していくと、急ピッチで進めざるを得ませんでした。日常業務と並行して申請の準備もしましたから、とても大変でしたね。

 また、最初は申請書類さえ出せばいいと思っていたのですが、今までの経理のやり方自体の見直しもしなければいけなかった、という点は予想外に大変でした。」

―これから公益認定をめざす団体にアドバイスを。
経理担当
「専門家に頼むのか頼まないのか、といった点を含めて、どのように進めたらよいのか悩んでいる団体もあるのではないかと思います。

 アドバイスとしては、公益法人協会や浦田先生のような専門家に積極的に相談したほうがいい、ということですね。
 特に小さい規模の法人ほど、人手が限られてきますから全てを自力で進めるのは、大変だと思います。」

―いずみ会計に一言。
経理担当
「決められた打ち合わせ以外でも、メール等でご相談させていただくといつも素早く対応していただき、本当にありがたいです。
 先生のご協力がなければ、短期間で申請するのは難しかったと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。」


公益財団法人 史学会
http://www.shigakukai.or.jp

住所:
東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学文学部内

TEL・FAX:
(編集・庶務)=03(5841)3731
(会計)=03(5841)3741※電話のみ