【質問】
祖父母から教育資金を贈与してもらうことになりました。
相続税について不安なのですが、何か相続税対策はないでしょうか。

【回答】
平成25年4月から、祖父母などから教育資金の一括贈与を
受けた場合の贈与税の非課税制度が始まりました。


教育資金の一括贈与に関する贈与税の非課税制度とは、
祖父母から孫、親から子といった直系の家族に教育資金を贈る場合、
受け取る側1人につき最大1500万円が非課税になるという制度です。
ただし、孫の受け取り側に1500万円という非課税枠の
上限があることが注意点です!

例えば、祖父の資産が5000万円、祖母の資産が5000万円あったとして、
祖父から孫に1500万円を教育資金として贈与した場合、
祖父の相続資産は3500万円になります。

ですが、祖母も同じ孫に1500万円を贈与した場合、孫は既に祖父から
贈与を受けているので、祖母の贈与額は非課税対象にならず、
祖母の相続資産は5000万円のままなのです。

この教育資金の一括贈与に関する贈与税の非課税制度は
教育資金として直系の家族に贈与すれば、相続財産が減り
相続税対策にもなりますので、うまく活用していきたいものですね!

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