書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票する-
今やすっかりおなじみとなった「本屋大賞」。
いずみ会計とご縁のあるNPO法人本屋大賞実行委員会さんが実施に向けて様々な活動を行っています。

4月8日、明治記念館で「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2014年本屋大賞」の発表会が開催されました。
その結果、2014年本屋大賞に、『村上海賊の娘』(和田竜・著、新潮社)が決まりました!

著者の和田竜さんは、「のぼうの城」や「忍びの国」などの小説が有名ですね。

「和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は『海賊王』と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景(きょう)は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。」(新潮社HPより)
という受賞作品。
「のぼうの城」でも思ったのですが、教科書には載っていないけれどワクワクするような戦いってあるんですね。

この作品に投票した書店員さんも、「面白かった!」というシンプルかつ力強い感想を述べています。

「面白かった!素直にそう思えた作品でした。個性が強い登場人物、テンポのよいストーリー進行は映画やドラマを観ているような感覚にさせられました。特に下巻の戦場面は圧巻の一言。何度も形勢が変わり、いつ決着が着くのかわからないハラハラ感はたまりません。」
「読み終わったあと、思わず『面白かった~』と言葉が出た。戦国時代の合戦の様子を臨場感たっぷりに描ききった凄い作品。登場人物があまりにも魅力的!村上海賊の娘・景姫のかっこ良さは、過去に登場した男姫ものの中では最高!
当時の命のやりとりにも驚いたが、納得の戦いができれば本望!という胸のすくセリフに感動した。侍と同じように海賊としての矜持を持って戦い抜いた、景姫たちにノックアウトされました。」

文句なしのワクワク感を味わえます、ぜひご一読下さい!


■本屋大賞HPはこちら→http://www.hontai.or.jp/