【質問】
マイナンバーは取扱いに大変に注意が必要だ、ということがわかりました。
マイナンバーを扱う上で、小さな会社でもできる安全管理のポイントがあれば教えて下さい。

【回答】
マイナンバー取扱い担当者を決めるなど組織的・人的な措置、担当者以外は情報にアクセスできないようにパスワードを設定したり、ファイルを鍵付きの棚に収納するなどの技術的・物理的な安全措置などが考えられます。



マイナンバーを取り扱う上で、安全管理のポイントは次の通りです。
それぞれの企業の規模や実態に応じて、できるところから行えばよいでしょう。

(1)組織的・人的な安全管理措置
マイナンバーを取り扱う担当者(できれば責任者と取扱担当者)を決めて、担当者以外がマイナンバーを取り扱うことがないように決めます。
例えば責任者は社長、取扱担当者は経理の担当者と人事の担当者の2名、などと、これまでの業務の流れに従って決めればよいでしょう。

また、事前に従業員にマイナンバーに関する簡単な説明会を行うと、マイナンバーを扱う担当者の理解も深まります。

内閣官房ホームページや政府広報オンラインに、マイナンバー制度が特集されています。これらのサイトでは、様々な説明資料も公開されていますので、説明会のときに資料として使うのも効果的だと思います!(政府広報オンラインには、上戸彩さんも出てきますよ)

(2)技術的・物理的な安全措置
技術的、と言われると、大がかりなシステムを導入しなければ?!と思いがちですが、企業の規模に応じて、できる範囲で行って下さい。

例えば、アクセスパスワードを設定するなど、担当者以外は情報にアクセスできないようなしくみづくりを行ったり、ウイルス対策ソフトを導入したりすることも効果的です。

また、マイナンバーを含む個人情報の入ったファイルは必ず鍵付きの棚に収納する、鍵は担当者が責任を持って管理する、シュレッダーを準備するといった、アナログな対応も欠かせません。

他の人が窓からのぞき見出来るパソコンでマイナンバーを扱うような事務処理をしない、といった基本的なことも忘れずに!


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