今日は、いずみ会計とご縁のある「一般財団法人 ジェームズダイソン財団」(以下、ジェームズダイソン財団)さんをご紹介いたします。

ジェームズダイソン財団は、未来のエンジニアを支援する法人です。
その支援の方法は、「問題解決型の、実践的な学習をとおして、エンジニアリングの楽しさ、重要性を伝える」というもので、様々なプログラムが準備されています。

まず、「ダイソン問題解決ワークショップ」では、技術科教育で、考える力とグループワークを実現する体験型授業を提供しています。
中学1年生から高校3年生が対象で、
「身近な工業製品を見つめ、生活の中にある問題解決について自ら考え、技術の意味や社会との結びつきを学んだり、進化し続ける技術の大切さを伝えることで、技術(Engineering)への興味を生み出します。」(ジェームズダイソン財団)
というワークショップは、2015年度キャリア教育アワード中小企業の部経済産業大臣賞を受賞しています。

また、「ダイソン エンジニアリングボックス」というオリジナルの教材の貸し出しを行っています。

「中学校の技術・家庭科授業内で同教材を実施することで、生徒は実際の掃除機を自らの手で分解し、空気とゴミが分離される仕組みや掃除機の構造を知ります。そして、研究開発での技術者達の思考を自ら考え直し、生活の中から問題を見出し課題設定し、技術によって解決することの大切さを学びます。」(ジェームズダイソン財団)
というように、実際の掃除機を分解、その構造や仕組みを目で見て体験できるのが特徴です。貸し出しはなんと無料!太っ腹です。
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さらに、23カ国から選ばれた、独創的な発想をもつ若手デザインエンジニアに贈られる「ジェームズダイソンアワード」
国際最優秀賞には、賞金3万ポンド(約435 万円)が授与され、応募者が所属している(していた)大学/大学院の学部には寄付金が贈与されます。
「若いエンジニアに、これほどのメディア露出と影響を与えてくれるアワードはほかにないと思います」(2011年受賞者エドワードさん)と、賞金だけではない影響力があるのも魅力の一つです。

様々な面で、未来のエンジニアの育成や支援を行っているジェームズダイソン財団。
これまで任意団体として活動してきましたが、昨年3月に一般財団法人として新たなスタートを切りました!
今後の活動に、ぜひご注目ください。

■一般財団法人ジェームズダイソン財団ジャパン
http://www.jamesdysonfoundation.jp/
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