有名人の中には、意外なキャリアを持つ方が少なくありません。
吉川英治氏は、国税勤務経験のある作家ですが、その吉川英治文学賞を受賞した池波正太郎氏も、税金にゆかりのある仕事をしていたことをご存知ですか?

池波正太郎氏といえば「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などで知られる作家ですが、2年間だけ、都税事務所で税金徴収員をしていたそうです。
差し押さえのときに滞納者から罵詈雑言を浴びたことや、八百屋さんに足繁く通って滞納整理をしたことなどが、著書「食卓の情景」、「おおげさがきらい」で回顧されています。
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戦前は、徴収は区役所の仕事、滞納処分は税務署の仕事だったそうです。
しかし戦後の一時期も、東京都の区部の税務職員は区役所の職員と一緒に徴税督励を行っていたといいます。一緒に徴税督励に回って補助しないと、その後の滞納処分が大変な手数になるからだそうです。

罵詈雑言を浴びせた税金徴収員が後の池波正太郎氏だった、と気づいた方、いらっしゃるんでしょうか?!


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