いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

つぶやき

村役場の税務課に勤めていた?!-藤沢周平氏

有名人の中には、意外なキャリアを持つ方が少なくありません。
「たそがれ清兵衛」や「蝉しぐれ」などの作者として知られている藤沢周平氏は、村役場の税務課に勤務していた過去があります。
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藤沢周平氏は、昭和18(1943)年に村役場の税務課に勤めながら夜間中学に通っていたといいます。
仕事内容は、台帳から徴税令書に税額と名前を書き写したり、土蔵から土地台帳を出して地租を計算したり、測量技術を習って畑を測量したりしていたそうです。(「半生の記」より)

昭和22(1947)年以前は、地租や所得税などの徴収は市区町村に委任されていました。
税務署は地租の総額を村役場に通知するだけで、村が納税者ごとに納税令書を作成して送付していたといいます。
また、地目変換の届出などには測量図も必要でしたので、村人への測量講習も村役場の仕事でした。

藤沢周平氏が行っていたのは、まさにこうした仕事だったようです。


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国税勤務経験のある有名人-吉川英治

有名人の中には、意外なキャリアを持つ方が少なくありません。
もちろん、国税勤務経験のある有名人もいらっしゃいます。

その中の一人が、「三国志」や「宮本武蔵」などの時代劇小説で有名な吉川英治氏です。
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吉川英治氏は、自伝「忘れ残りの記」の中で、「明治38(1905)年、14歳のときに横浜税務監督局の給仕に採用され、職員の指示で書類を別の部屋へ持っていったりお茶を運んだりした」と回想しています。
給仕は、税務監督局の予算で雇用される者で、高等小学校を卒業した10代半ばの少年少女が採用されていたようです。

仕事は5時に終わり、朝も早くないので本などが読めたとも書かれています。
吉川氏の時代小説の基礎の一端は、もしかしたらば横浜税務監督局時代に養われたのかもしれませんね。


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草履の鼻緒をすげかえました(銀座 ぜん屋)

普段はなかなか着物を着る機会がありませんが、先日、久しぶりに着物を着ることになりました。

そして、久しぶりに取り出した草履…ですが、どうも着物に色が合わず、少し足にもフィットしない感じがしました。
ちょうどいい機会なので、鼻緒をすげてもらうことにしました。

とはいえ、「鼻緒をすげかえる」なんて、着物を着慣れた人の専売特許というイメージが強かったので、着物は久しぶりの私は、恐る恐る?デパートの和装品コーナーへ。

お店には、素敵な草履が色々とあり、「新しい草履を買ってもいいかな?」と迷いましたが、職人さんがその場で、足に合わせてすげてくれるというのでここは初志貫徹、鼻緒のすげかえをお願いしてみました。

何やら道具を取り出して、仮に足に当ててみて「もう少し弛めがいいですね~」
なんて、当ててみては、鼻緒を調整。
お手入れ方法をついでに教えてもらったりして、短い時間でしたが、興味深いものでした。

私は椅子に座りながら、職人さんの手付きを、興味深く、じっと眺めてみました。
鼻緒を調整しながら、流れるような手つきで鼻緒を調整していく様子はまさに職人技!
手を休めることなく、時々楽しいおしゃべりを交えつつ、お客さんを飽きさせないところには、高い技術のみならず旺盛なサービス精神も感じました。

「こういう専門的な職人が使う道具を作る人がいなくなってねぇ」
という言葉が印象的でした。
職人さんを道具で支える職人さんがいなくなる、ということは、その道具を使う職人さんの仕事ができなくなることに繋がります。
道具作りの職人さんに、もっとスポットが当たればいいのに…と思います。

今回うかがったのは「銀座 ぜん屋」という和装小物や洋傘などを扱う専門店です。
きっと最初から銀座の本店に…となると少し敷居が高い気がしたと思いますが、デパートの和装小物コーナーに入っていたので、気軽に利用することができました。

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(こちらが銀座本店だそうです!)

これを機会に、銀座本店も、一度、訪問してみたいと思います。


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熊本震災で、私たちにできることを考えてみました

熊本の震災が発生してから約1週間が経ちました。

最初は大きな地震が起きた、という情報しかありませんでしたが、相次ぐ大きな地震の情報に「これはただ事ではない!」という思いが募る一方でした。
特に避難生活を送られている方は、日々生きるための活動をするのに精一杯で、相次ぐ余震に落ち着かない日々を送られているのではないかと心の痛む想いで一杯です。
また、報道では取り上げられないものの、日常生活を送るには程遠い生活を送られている熊本周辺地域の皆様のご心労もしのばれます。
被災された皆様には、一日も早くこれまでの日常を取り戻されることを祈るばかりです。

大きな被害が出てから1週間、という時点で私たちに何ができるのか、を税理士として考えてみました。

1.義援金や支援金を送る
被災地に対して何かをしたい、でも日常の仕事もあるし…という方には、義援金や支援金を送るという支援をオススメいたします!

「義援金(義捐金)」とは、被災者に対して直接支給されるお金のこと、「支援金」とはNPOやボランティア・グループ等の被災地で救援・支援活動を行う団体の活動資金に充てるために支払われるお金のことをいいます。

赤い羽根共同募金(中央共同募金会)では、義援金・支援金両方の募金を集めています。

また、熊本県、熊本市をはじめとする被災自治体や、日本赤十字社、中央共同募金会など、多くの団体で義援金を募っています。
支援金を必要とするNPOやボランティア・グループが個別に支援金を募っているケースもありますし、公益法人やNPO等が独自に義援金を募るケースもあります。
こうした団体に支援金や義援金を送るのは、大きな支援になるのではないかと思います。

なお、中央共同募金会、日本赤十字社、一部の募金団体に対して行った個人の募金は、所得税の寄附金控除が、法人の募金は国等に対する寄附金として税金の優遇措置が受けられる可能性がありますので、詳しくは各募金団体のHP等をご参照ください。

2.ボランティアの受け入れ情報をチェックする
被災地のことを思うと、いてもたってもいられない!自分の力で何とかしたい!と思われる方は、ボランティアの受け入れ情報をチェックすることもオススメいたします。

ただし、たくさんのボランティアの方が自動車で駆けつけると、渋滞を助長し、物資の配送や被災者の移動などに支障をきたす恐れがあるため、現在はボランティアの受け入れが困難な状況にあります。
ボランティアの受け入れ状況が整ったことを確認し、手順を踏んでボランティア活動に参加していただくことが大切かと思います。

なお、熊本市では4月22日から災害ボランティアセンターを設置し、必要なボランティアを割り当てて送り出す業務を始める予定となっています。

こうした情報は日々変化いたします。
各自治体等の情報をこまめにチェックして、ご自身でできることをチェックしてみてはいかがでしょうか。


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魅惑の観光地、ケイマン諸島?!

2016年がはじまり、1週間がたちました。
多くの方が仕事始めを済ませて、少しずついつもの日常に戻りつつあるのではないでしょうか。

私は4日が仕事始め。初日からいろいろな方にお会いして、ご挨拶したり、お正月の過ごし方をうかがったり、年のはじめらしい1週間を過ごしてきました。

そんな年始のご挨拶の中で、珍しい場所へ旅行された方のお話をうかがいました。
ブログでのご紹介をご快諾いただいたので、少しお話したいと思います。

珍しい場所への旅行、そこは…ケイマン諸島!

ケイマン諸島、というとタックスヘイブンで有名なところ。
私も真っ先に「タックスヘイブン!」と思いましたが、知っている情報といえばその程度。

ということで、その方に、ケイマン諸島の地図を見せていただきました。
ケイマン諸島は、キューバの少し南にある島々で、グランドケイマン島、ケイマンブラック島、リトルケイマン島の3島からなるイギリスの海外領土だそうです。
ちなみに、この方が訪れたのは、グランドケイマン島だそうです(^-^)。

次に見せていただいたのが、壁一面に小さな引き出しのようなものがついた写真
これは、引き出しタイプのポスト(郵便受け)が並んでいる写真でした。
ポストのアップ写真もあり、そこには番号と鍵穴。ネームプレートはありません。

しばらくすると、鍵をじゃらじゃらと下げた係員のような人がポストを順番に開けて、郵便物を回収し、オフィスへ引き上げていったようです。

もしかしたら、セキュリティのしっかりした私書箱のようなもの、でしょうか?!
私なんかは「なるほど、さすがタックスヘイブンの国!現実を見ると勉強になるなー」と思いましたが…(^-^;;

それはさておき、ケイマン諸島はリゾート地としても有名だそうです。
毎日気温は30度、抜けるような空と海、砂浜、どこまでも続く道、椰子の木々…見せていただいた写真は、まるで絵画か映画のワンシーンを見ているような素敵な南国の風景ばかりでした。

ケイマン諸島、タックスヘイブンという肩書きしか知りませんでしたが、素晴らしい自然に囲まれた南の小さな島という印象のほうが強く残るような、美しい光景でした!
時間があれば私も訪問してみたいな、と思いました(^-^)。


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