いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

公益認定

難病と闘う子どもたちの夢をかなえる「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」、設立25周年で公益認定へ!

いずみ会計とご縁のある「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」さんは、1992年12月にメイク・ア・ウィッシュ・インターナショナルの正式な支部として設立され、今年、25周年を迎えました。
さらに、2009年1月5日から、一般財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンとして活動していたメイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンさんですが、このたび公益認定を受け、「公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」として新たな一歩を踏み出されました!

「メイク・ア・ウィッシュ」とは英語で「ねがいごとをする」という意味の、独立した非営利のボランティア団体です。
3歳から18歳未満の難病と闘っている子どもたちの夢をかなえ、生きるちからや病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って設立されました。
現在放送されているACジャパンのCMでご存知の方も多いのではないでしょうか?

メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンは1993年に「遊園地に行きたい」という夢をかなえたことを第1歩として、その後「野生のイルカと泳ぎたい」「ウルトラマングレートと一緒に戦いたい」「世界一大きいヘラクレスオオカブトムシに触りたい」「サンタクロースと遊びたい」等など、多くのすばらしい夢をかなえるお手伝いをしてきました。

私は、20年ほど前に、「X-JAPANのhideに会いたい」という少女が、ライブに赴き、楽屋で憧れのhideさんに手作りのマフラーを渡したエピソードを、よく覚えています。
あの少女の支援をしていたのがメイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンさんだったのか!と、最近になって気づきました。
とても印象的なエピソードだったので、その支援をしている団体に携わっていることに、不思議なご縁を感じています。

今後のメイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンさんの活動にも、ぜひご注目ください!


●公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン
http://www.mawj.org/

Wesley Foundationが公益財団法人になりました!

いずみ会計とご縁のある公益法人、Wesley Foundation(ウェスレー・ファウンデーション)が、4月1日から公益財団法人Wesley Foundationとして新たな一歩を踏み出されました!

Wesley Foundationは、「キリストの博愛の精神に基づき、セミナーや慈善活動を通して、グローバル見識をもった人材を育成し、国民の心身の健全な発達と、社会福祉の増進に寄与することを目的とする」公益財団法人です。

ちなみに「ウェスレー」とは、プロテスタントの一教派の基礎となったメソジスト運動の創始者であるジョン・ウェスレーにちなんだものだそうです。
日本ではなじみが薄いかもしれませんが、ジョン・ウェスレーはBBCの「100人の偉大なイギリス人」のリストに登場するほど、キリスト教圏では有名人なんですよ。

john_wesley

具体的には、以下のような活動をしています。(定款より)
(1) 児童又は青少年の健全な育成事業に対する支援。
(2) 社会福祉を増進する活動に対する支援。
(3) 国籍・人種を超えた国際相互理解の促進。
(4) 内外の貧困、差別救済、難民、外国人移住者等への支援。
(5) 男女共同参画社会を目指す女性の自主活動や地域活動に対する支援。
(6) 非営利団体に対する優遇的な施設の貸与。
(7) 地域コミュニティーの活性化の支援。
・・・など

その中でも特に力を入れているのが、学生に対する様々な支援活動です。

例えば大学の女子学生を主な対象として指導者教育を行ったり、「ピースセミナー」や学生の震災支援を応援するなどの活動を行っています。
「2012年度を見ると、フィリピンでアジア・ユース・リーダー研修を共催し、日本から3名の女子大生とスタッフを含めアジア各国から約40名が参加しました。

また、日米韓の3カ国の学生が参加するピースセミナーを韓国で共催し、ウェスレー・ファウンデーションでは、日本から7名の学生を派遣しました。

ピースセミナーでは通常のセミナーの他に北朝鮮との間にある非武装地帯への訪問など、『平和』に対する、座学では体験できないプログラムにも参加してもらいました。」

「考える」ための充実したプログラムを海外で―となると、日本の学生にとってちょっとハードルが高くなりがち。
公益法人として学生をサポートしてくれるのは、学生のためだけでなく、その学生が将来活躍する日本社会にも資することになるんだな、と思います!

公益財団法人となったWesley Foundation、これからの活動にぜひご注目ください!


■公益財団法人Wesley Foundation
http://wesleyfoundationjp.com/jp/

住所:東京都港区南青山6-10-11
Phone : 03-6427-4696

全国子ども会連合会、公益社団法人に!

 いずみ会計とご縁のある社団法人、「全国子ども会連合会」さんが公益認定を受け、「公益社団法人」として新たな一歩を踏み出すことになりました!

 全国子ども会連合会は、子どもの健全育成に寄与することを目的に、全国それぞれの地域で行われている「子ども会活動」を助成し、子ども会の指導者や中高生を中心とした若年層のリーダー育成事業、安全教育普及事業を中心に事業を行なっています。

全国子ども会連合会

 また安心して子ども会活動を行うことができることを目的とした共済事業(全国子ども会安全共済会)は、子ども会活動中に被った怪我や疾病を補償しています。

 子ども会の育成者、指導者への情報提供やシンポジウム、情報交換会、体験活動の助成等を通して、地域の「子ども会活動」をサポートしています。

 さて、そんな全国子ども会連合会さんが公益認定を受けるにあたって苦労した話を伺いました。

「そもそも共済事業が公益事業に該当するかどうか、という法律の解釈部分で、主務官庁との事前確認が非常に長く、手続きも多く発生したことです。

なかなか前例が少ないということで、書類も一つ一つ手作りしながら、確認が膨大になりました。」

とのこと。
 前例が少ない事業については、法律の解釈をめぐって主務官庁との確認が長引きがちです。
 これまで公益法人として活動してきたのだから、公益性があって当然、とお考えの団体さんも多いのですが、私の経験から言っても、事業の説明に予想外の時間がかかりがちです。

 「公益社団法人として、今後も各都道府県および各市区町村における子ども会の活動を支える連合会として、より公益事業を発展させていく方向性です。」(全国子ども会連合会さん)

 これからも全国子ども会連合会の活動に、是非ご注目ください。


公益社団法人 全国子ども会連合会
(2013年4月1日から)
http://kodomo-kai.or.jp
東京都文京区大塚 6-1-14 全国子ども会ビル
TEL:03-5319-1741 (代)
FAX:03-5319-1744
メール:info@kodomo-kai.or.jp

社団法人日本書作家協会、来年4月から公益社団法人に!

 いずみ会計とご縁のある「社団法人日本書作家協会」さん(以下、「日本書作家協会」)が公益認定を受け、来年4月1日から公益社団法人として新たな一歩を踏み出されます!

 日本書作家協会が誕生したのは昭和34年。
 東京都中央区京橋に開設し、書道の普及を目的として書道通信教育講座等、書道関係業務を実施している公益法人です。

 協会に入会して指導を受けている「会員」の方には、師範の資格を取得したのみならず、書道塾の開設指導を受けて書道教室を開設したり、さらに一流書道展の審査員になっている人も大勢います。
 
 会員数は約2500名。日本各地はもちろん、海外の会員の方もいらっしゃるそうです。
「会員の皆様からは、ベテランの講師による丁寧且つ適切な指導が大変喜ばれています。」(日本書作家協会さん)とのこと。
 どれほど上達しても、常に日々精進!日本書作家協会は、その精進の場でもあるんですね。

 さて、公益認定にあたって、思いの外ご苦労されたことがあった、と聞きました。
 それが「書道の級や段の制度」のことだそうです。
 これには、私も「意外!」と思いました。

 書道は昔からある、日本の文化そのもの。
 そして「書道●級」「書道○段」なんていう言い方も、私たちの生活の中でおなじみになっていますよね。
 日本書作家協会も、内閣府の認定委員会への事業説明はすんなりといくもの、と甘く考えていたようでした。

 しかしふたを開けてみると「『級』と『段』の制度そのものや、それぞれの違いについて改めて説明しなくてはならなかった」とのこと。
「ある意味、当たり前のことだと思っていたので、法律的に理論が通るよう、改めて説明するとなるとどう説明していいのかわからなかった。」
と、意外なところで苦戦されたようです。

 公益認定を受ける上で、事業の説明に意外と苦労した、という話はよく聞きます。
 当たり前のように公益性がある活動だ、と思ってやってきたことを、法律的に筋を通して説明するのは意外と難しいんですよ。
 どの団体さんも、しっかりとした準備が必要です!

 さて、日本書作家協会さんでは、来年1/19から上野の東京都美術館で書道展を開催します。

案内はがき


■第54回 新興書道展 (併催 全国学生書道展)
【期間】平成25年1月19日(土)から24日(木)まで
【時間】9時30分から17時まで(21日は休館日、24日は入場15時まで)
【会場】上野公園 東京都美術館
【主催】社団法人 日本書作家協会
【後援】文化庁・毎日新聞社・(財)毎日書道会

皆様お誘いあわせて、是非ご覧になって下さい!
ホームページはこちらです。

http://park15.wakwak.com/~syo_sakka/cgi-bin/cgi-bin/qfbbs.cgi?ini-25-Lf

 近年、パソコン・ワープロが主流の世の中ではありますが、“字は人を現す” と言われるように “正しく、美しい文字が書ける” という人は、どこでも一目置かれています。
 筆文字ならばなおさらのこと!
 新しい年は、正しく、美しい字を書く年にしてみませんか?!


■社団法人 日本書作家協会(2013年4月1日より公益社団法人になります)
http://park15.wakwak.com/~syo_sakka/

〒104-0031 東京都中央区京橋 2-2-5 近代ビル別館
TEL:03(3274)2398
FAX:03(3278)0064
E-mail:syo_sakka@nifty.com

公益認定レポート「公益社団法人東京都猟友会」

 いずみ会計とご縁のある公益法人、東京都猟友会さんが、このたび公益認定を受けて「公益社団法人」として新たな一歩を踏み出されました!

 以前、東京都猟友会の活動はご紹介させていただきましたが、改めて、皆さんは「猟友会」というとどういうイメージをお持ちですか?
 人里に降りてきたクマの捕獲などのイメージが強いかと思いますが、猟友会の活動はそれだけではありません。

 「現在、全国各地において、鹿・猪など野生鳥獣による農林業被害が拡大しています。
全国の野生鳥獣による農業被害は申請ベースで230億円と公表されています。(しかし実際には300億円とも400億円ともいわれているそうです)」
と教えて下さったのは、会長の澤地忠彦氏。

ある県では、県民の大切な山林を長期にわたり保護区にしたため、シカ等の食害により山が荒れ、元に戻すには50年以上かかると言われています。

ともすれば「現代社会では野生動物が激減した」というイメージにとらわれがちですが、現実は、
「自然環境の変化や地域社会の変革により、特定の鳥獣が大幅に減少したり、逆に著しく増加することによって、微妙なバランスで成り立っている自然の生態系が崩れていることが問題です。」(澤地会長)と言います。

人の生活する地域が広がった結果、保護をするだけでは生態系を保つどころか、増えすぎた一部の動物によって自然破壊が進んでしまうという一面がある、自然と共生するためには、人の手を加えていくことも必要なのです。

そこで、生態系を乱すように増え、農林水産業に被害をもたらす鳥獣については「特定鳥獣保護管理計画」に基づき、個体調整を行う-これが、猟友会の大きな仕事の一つとなります。

東京都も例外ではありません。東京=大都会イメージ?!があるかもしれませんが、23区を離れると里山のような場所がまだまだ健在ですし、伊豆諸島、小笠原諸島など、東京都に属する島しょもたくさんあります。
これらの地域を中心に、野生動物による農業漁業の被害は相当数あり、東京都猟友会の狩猟活動は重要な活動なのです。

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澤地会長は、
「狩猟者は、単なる鳥獣の捕獲者ではありません。鳥獣の保護管理の担い手、いわゆる『森の番人』だと思っています。」
とおっしゃっていましたが、納得です。

 さて、その東京都猟友会さんが公益認定を受けるにあたり、申請書を提出したのは「内閣府」でした。
そうなると、素朴な疑問として団体名が「東京都」なのに、東京都申請ではないのはなぜか?の説明が第一の苦労でした。

というのも、東京都猟友会は、射撃研修所が都内にないため他県の研修所を使っています。そうなると、2以上の都道府県にまたがる活動であることなどから、内閣府への申請となるのです。(東京都のみ活動団体の場合は東京都に申請します)

次に大変だったのは東京都猟友会の事業説明。
自主的な狩猟以外に有害駆除活動を行う説明に一苦労。
内閣府の担当者曰く「他に同じ活動をしている団体がないものですから、事業説明を詳しくお伺いしたい」と言われました。

猟友会は害獣の駆除という活動を行っていること、その中でも東京都猟友会は特に、愛鳥奨励の支給をしていること、 定期的に緑の育成に資金をだしていること、放鳥などの生育形態バランスを保つ活動をもしていることなど―総合的に公益活動をしていることの説明にも時間がかかりました。

活動をされている公益法人さんは「昔から公益事業を行ってきた」という自負がありますから、事業説明は「説明するだけ」とお考えではありませんか?
ただ、それを新しい法律に照らして公益事業であることを示すには、それなりの準備と労力が必要となります。

9月から公益社団法人として新たな一歩を踏み出した東京都猟友会。
東京都という地域に一番合った形での猟友会活動にご期待ください。

 
■公益社団法人 東京都猟友会
http://www.h2.dion.ne.jp/~toryo/index.html
東京都千代田区外神田松永町19-3
TEL 03-3253-5466
FAX 03-3253-5469
E-mail:toryo●h2.dion.ne.jp(●を小文字の@に変えて下さい)