いずみ会計とご縁のある方からのご紹介で読んでみた本がとても面白かったので、ご紹介したいと思います!

『十四歳のバベル』(暖あやこ著/新潮社)です。
180406十四歳のバベル

暖あやこさんは、これまで『恐竜ギフト』『遠く海より来たりし者』を発表しており、本作は作品第三弾となります。
この作品を一言で言うと…推理小説、社会派小説、サイエンスフィクション、古代史文学、等々と小説の分野のどれをとっても本書の面白さを言い尽くせない、言い換えれば、分類分けができない、小説の新しい世界観をもたらしてくれる一冊です。(と、一言にならない!)

『十四歳のバベル』は、設定そのものが謎です。読者は読み進みながら、鍵となる言葉を探し、それを頭の中でつないで本書に描かれている世界を創りあげていきます。出来上がりが解らないジグソーパズルのパーツを求めて、読み進めていく感覚が新鮮です。

本書に限ってのお薦めの読み方は、プロローグを飛ばして、本編から読み始めること。そして読み終わってから、プロローグに戻って読むと、全てがストンと腑に落ちると思います。加えて表紙カバーの絵を見直すと、更に納得がいきます。
これは、ご紹介いただいた方から伺ったオススメの読み方ですが、確かにオススメですよ!

「自分が悟ってほしいことを、相手はそうそう悟らないものだ。だから互いに伝え合う必要がある」という、登場人物の一人が話す言葉に代表されるように、「友愛の理念」が描かれています。
作者は鳩山一郎先生の曾孫にあたり、叔父さんは鳩山由紀夫元総理です。本編を貫いている、作者自身が持つ人間への愛情がこの作品を生み出し、一人一人の読者に「伝えて」いるのでしょう。
新しい小説の面白さを体験できる、お薦めの一冊です。

■「十四歳のバベル」
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