今日は、いずみ会計とご縁のある公益財団法人史学会(以下、史学会)で開催しているシンポジウムをご紹介いたします。
史学会は、1889 年(明治22 年)11 月に創設された、日本を代表する歴史学の学術団体です。日本史、東洋史、西洋史といった枠を越えて、歴史研究者や歴史学に関心を寄せるすべての人々に開かれた学会として活動を続けています。
この歴史ある法人は、今年、創立125周年を迎えました!
一四半世紀という節目の年を迎え、全国学会としての新しい姿を示すとともに、歴史学の今とこれからを眺望するために、各地で公開シンポジウム「史学会125周年記念事業リレーシンポジウム2014」を開催しています。
「大阪大学歴史教育研究会、東北史学会と福島大学史学会、九州史学会ならびに全国各地の史学会会員の皆様から多大なご支援とご協力をいただき、すでに大阪、福島で開催してきたシンポジウムですが、11月には『史学会大会公開シンポジウム』として東京で開催いたします。
2014年は、第一次世界大戦開戦100周年にあたります。これにちなんで近代における戦争を取りあげ、戦争と災害および環境との関連について考えていきます。」(史学会)
史学会大会公開シンポジウムの概要は以下の通りです。
会員以外の方でも参加できますので、ぜひご参加ください!
●史学会大会公開シンポジウム
「近代における戦争と災害・環境」
2014 年は、第一次世界大戦開戦100周年にあたる。これにちなんで近代における戦争を取りあげ、災害と復興がキーワードに入っている東北史学会・福島大学史学会との合同シンポジウム(「東北史を開く」)を念頭において、戦争と災害および環境との関連について考える。
地域の戦争は人類最大の人為的災害であり、環境破壊でもある。また戦争は、平時には見られない独特の環境を作りだすとともに、従来の環境を劇的に変化させる。
近代の工業国家間の戦争では、もはや自然災害が戦争の原因になることはないが、時期や地域によっては、旱魃や不作、家畜の疫病などが人びとの生活を圧迫し、蜂起や紛争、植民地戦争の導火線となった。不凍港や鉄道などのインフラ環境も、戦争の原因となった。
今回のシンポジウムでは、災害や環境を、自然のものと人為的なものの二つの意味でとらえ、戦争原因、被害と加害の様相、戦争災害の予防、戦争によって作られ変化する環境などについて取りあげて、前線と銃後との相互関係に留意しながら戦争をさまざまな角度から検討する。
また戦争の考察期間も、原因・準備過程・遂行時・帰結・長期的影響という長いタイムスパンが対象となる。
近代の戦争を扱うので、20世紀の二つの世界大戦はもちろん重要な考察対象となるが、今回は、日本史・東洋史・西洋史という枠組みを超えてアフリカを含め、アフリカの戦争や近代の戦争理解にとって不可欠な植民地戦争も取りあげる。
(史学会ホームページより)
■日時■
2014年11月8日(土)11時~17時
■場所■
東京大学本郷キャンパス法文2号館1番大教室
■趣旨説明■
姫岡 とし子(東京大学)
■報告■
1:南部アフリカにおける戦争と環境―第一次世界大戦を中心に―
永原 陽子(京都大学)
2:第一次世界大戦の環境史
藤原 辰史(京都大学)
3:第二次世界大戦前後における日本の自然災害
土田 宏成(神田外語大学)
4:1940年代中国の戦時統制と災害
笹川 裕史(上智大学)
■コメント■
1:古代中国史の観点から
鶴間 和幸(学習院大学)
2:日本中世史の観点から
保立 道久(東京大学)
3:近現代ドイツ史およびジェンダー史の観点から
姫岡 とし子(東京大学)
4:近現代ロシア史の観点から
池田 嘉郎(東京大学)
*報告のタイトルは仮題
なお、12月には、九州史学会との共催シンポジウム「過去を伝える、今を遺す ―歴史資料、文化遺産、情報資源は誰のものか」(2014年12月13日(土)13時~17時30分 九州大学箱崎理系キャンパス 旧工学部本館大講義室にて)も開催予定です。
詳しくは、史学会のホームページをご参照ください。
■公益財団法人 史学会
http://www.shigakukai.or.jp
▼史学会125周年記念事業リレーシンポジウム2014の
ホームページはこちら▼
http://www.shigakukai.or.jp/news/anniversary125th/
史学会は、1889 年(明治22 年)11 月に創設された、日本を代表する歴史学の学術団体です。日本史、東洋史、西洋史といった枠を越えて、歴史研究者や歴史学に関心を寄せるすべての人々に開かれた学会として活動を続けています。
この歴史ある法人は、今年、創立125周年を迎えました!
一四半世紀という節目の年を迎え、全国学会としての新しい姿を示すとともに、歴史学の今とこれからを眺望するために、各地で公開シンポジウム「史学会125周年記念事業リレーシンポジウム2014」を開催しています。
「大阪大学歴史教育研究会、東北史学会と福島大学史学会、九州史学会ならびに全国各地の史学会会員の皆様から多大なご支援とご協力をいただき、すでに大阪、福島で開催してきたシンポジウムですが、11月には『史学会大会公開シンポジウム』として東京で開催いたします。
2014年は、第一次世界大戦開戦100周年にあたります。これにちなんで近代における戦争を取りあげ、戦争と災害および環境との関連について考えていきます。」(史学会)
史学会大会公開シンポジウムの概要は以下の通りです。
会員以外の方でも参加できますので、ぜひご参加ください!
●史学会大会公開シンポジウム
「近代における戦争と災害・環境」
2014 年は、第一次世界大戦開戦100周年にあたる。これにちなんで近代における戦争を取りあげ、災害と復興がキーワードに入っている東北史学会・福島大学史学会との合同シンポジウム(「東北史を開く」)を念頭において、戦争と災害および環境との関連について考える。
地域の戦争は人類最大の人為的災害であり、環境破壊でもある。また戦争は、平時には見られない独特の環境を作りだすとともに、従来の環境を劇的に変化させる。
近代の工業国家間の戦争では、もはや自然災害が戦争の原因になることはないが、時期や地域によっては、旱魃や不作、家畜の疫病などが人びとの生活を圧迫し、蜂起や紛争、植民地戦争の導火線となった。不凍港や鉄道などのインフラ環境も、戦争の原因となった。
今回のシンポジウムでは、災害や環境を、自然のものと人為的なものの二つの意味でとらえ、戦争原因、被害と加害の様相、戦争災害の予防、戦争によって作られ変化する環境などについて取りあげて、前線と銃後との相互関係に留意しながら戦争をさまざまな角度から検討する。
また戦争の考察期間も、原因・準備過程・遂行時・帰結・長期的影響という長いタイムスパンが対象となる。
近代の戦争を扱うので、20世紀の二つの世界大戦はもちろん重要な考察対象となるが、今回は、日本史・東洋史・西洋史という枠組みを超えてアフリカを含め、アフリカの戦争や近代の戦争理解にとって不可欠な植民地戦争も取りあげる。
(史学会ホームページより)
■日時■
2014年11月8日(土)11時~17時
■場所■
東京大学本郷キャンパス法文2号館1番大教室
■趣旨説明■
姫岡 とし子(東京大学)
■報告■
1:南部アフリカにおける戦争と環境―第一次世界大戦を中心に―
永原 陽子(京都大学)
2:第一次世界大戦の環境史
藤原 辰史(京都大学)
3:第二次世界大戦前後における日本の自然災害
土田 宏成(神田外語大学)
4:1940年代中国の戦時統制と災害
笹川 裕史(上智大学)
■コメント■
1:古代中国史の観点から
鶴間 和幸(学習院大学)
2:日本中世史の観点から
保立 道久(東京大学)
3:近現代ドイツ史およびジェンダー史の観点から
姫岡 とし子(東京大学)
4:近現代ロシア史の観点から
池田 嘉郎(東京大学)
*報告のタイトルは仮題
なお、12月には、九州史学会との共催シンポジウム「過去を伝える、今を遺す ―歴史資料、文化遺産、情報資源は誰のものか」(2014年12月13日(土)13時~17時30分 九州大学箱崎理系キャンパス 旧工学部本館大講義室にて)も開催予定です。
詳しくは、史学会のホームページをご参照ください。
■公益財団法人 史学会
http://www.shigakukai.or.jp
▼史学会125周年記念事業リレーシンポジウム2014の
ホームページはこちら▼
http://www.shigakukai.or.jp/news/anniversary125th/