いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

対応

もし、無予告調査がきたらば・・・

【ポイント】
税務調査の無予告調査は法律的にも認められています。
無予告調査がきた場合、後日への日程調整は可能です。


税務調査は事前に連絡があるケースが多いのですが、いきなり会社に調査官がやってきて「今から税務調査をしたいのですが」と言われる、いわゆる無予告調査もあります。
たとえば、飲食店などの現金商売のように、事前に税務調査の連絡をしてしまうと、売上金額が正しく申告されているかどうか、税務署が把握しにくいと考えられるような場合に無予告調査は行われがちです。

無予告調査は、法律で認められているため、調査自体を断ることはできません。(これを「受忍義務」といいます)
ただし、調査官が来た日に調査を受けなければならないというわけではありません。
税務調査を他の日にしてください、単なる日程の調整であり、拒否にはなりません。
そのため、無予告調査に対する対応として、以下の3点をオススメいたします。

(1)事務所に入れず、すぐに税理士に連絡する
「税理士に連絡しますのでそのままで少しお待ちください」と断った上で、すぐに税理士に連絡をしてください。あえて社内に入れないほうが、事前にトラブルを防ぐことができます。

(2)予定がある旨を伝える

顧問税理士がすぐに対応できない場合や社長に予定がある場合は、はっきり伝えて問題ありません。

(3)次の調査予定を決める

(2)だけで終わらせず、次の調査予定を必ず決めるようにしてください。
税務調査は拒否することはできません。そのため、今日は無理ですが日程を変えれば調査を受けます(嫌がっているわけではない)という意思を示すことが重要です。


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(つぶやき)うっかりミス

仕事をしていると、ないほうがいいに決まってますが
うっかりミスが生じることもあります。


ミスが生じたら、それが社内のものでも、対外的なものでも、
やはり直ぐにお詫びをし、対処をするのが、ビジネスルールだと思います。


ビジネスには、ミスはないほうがよいのですが
万一、生じてしまったときの対応こそが
「その人の人柄」を表すように思います。


そういう私が、一番慌て者ですので、仕事でミスをしないように気を付けたいと思います!

(つぶやき)震災対策

東京湾震源の地震予測について、色んな議論が交わされています。

私の事務所は麹町。
都心部にあります。


普段は便利な都心部ですが、やはり震災などの非常時は色々と難しいものです。


これから、更に詳しい対策を考えておかないといけませんね。

(つぶやき)外部に対する対応

昔にある中小企業の社長から聞いた話です。

ある職員がいましたが、外部との対応が苦手な方のようで、クレームがときどきあるようでした。

そこで社長は職員に対応について注意をしたのだそうです。

そのときの説明が、こんな感じだったそうです。

「うちの会社は中小企業だ。
あなたの外部に対する対応の誤りから、経営困難になることもあり得るんだ。
外部に対する対応に高低をつけてはいけない。
郵便やさんも宅急便やさんも取引先も、
うちの会社に関係ある人は全て一番大事な人と思って対応しなさい。」


この話は数年前ですが、未だに記憶に新しい話です。

税務調査―当日、税務調査官への対応は?

【質問】
はじめて、当社に税務調査が来ることになりました。
やましいところはないので、正直に誠実に応えればよい、とアドバイスをいただきましたが、当日、いらした調査官に、具体的にどのような対応をすればよいのでしょうか?

【回答】
税務調査官には、他の業者さんと同様に通常の礼儀をもって接すればOKです。
顧問税理士の立ち会いも積極的に利用しましょう。但し、対応を税理士に丸投げせず、聞かれたことでわかることには、誠実に正直に回答し、わからないことははっきり「わからない」と言って下さい。



 やましいところはない、とはいえ、実際にオフィスに税務調査官が来ると緊張しますよね。

 今日は税務調査官にどのような対応をすればよいのか、について少しアドバイスいたします。

 ポイントの1点目は、「通常の礼儀をもって接する」ということ。
 税務調査官を敵視する必要はありませんし(そもそも、税務調査官は敵ではありません?!)、かといって必要以上に媚びる必要もありません。

 他の業者さん同様、税務調査官も仕事をしにあなたの会社に来るわけですから、他の業者さん同様に通常の礼儀をもって接すればOKです。

 ここで困るのは、お茶やお昼ご飯を出していいのか、という点。
 仕事をする人に対する礼儀として、午前と午後の調査開始時にお茶やお菓子を出すことは問題ありません。(1日、仕事をしていると途中でのどが渇きますものね・・・)

 ただし、お昼ご飯は公務員倫理法の規定があるため、辞退されることがほとんどです。
(近所に食事をする場所がない場合はお弁当などを出すことになりますが、その場合は代金を置いていきます)
近所のおいしいお店などを教えてあげるといいかもしれません?!

 税務調査の連絡が入ったら顧問税理士に連絡し、立ち会ってもらえるように手配しましょう。
 税理士はいろいろな税務調査の現場に立ち会っていますから、調査をスムーズに進める一助になるはずです!
 ただし、税務調査官への回答を顧問税理士に丸投げするのは考え物。
 この社長は何も把握していない、という悪印象を与えかねません。
 聞かれたことだけに(余計なことは言う必要ありません)正直に、誠実に回答してください。
 わからないところは、正直に「わからない」と言った方がいいでしょう。

 調査官の質問の際には、なるべく税理士と一緒に話を聞く、というのもポイントです。
 もし、調査官の質問の意味がわからなかったり、回答するポイントが違っていた場合に、税理士がフォローしやすく、税務調査もスムーズに進むはずです。

 税務調査が来たからと言って追加の税金を払わなくてはいけない、なんてことはありません。
 私が立ち会った税務調査では、結果として「指摘事項0」ということはよくあります。

 実際、東京税理士会の平成18年度アンケートによると、約4件に1件は何も税金を払わなくて良かったケースとなっています。


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