いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

愚痴

(つぶやき)経営者の愚痴を聞く仕事

税理士の仕事のうちには、経営者の愚痴を聞く、というものがあります。


もちろん、愚痴を聞く、という仕事の定義があるわけではありません。

そういう位置付けになることも、税理士には必要かな、と思います。


経営者は、やはり従業員に言えない悩みがあります。

経営者も、誰かに愚痴を言って、すっきりしたりしたいですよね。

それで、またヒントを得たり、違った意見を聞いたり、それも良いことかと思います。

愚痴を言って終わりにするのではなく
私に愚痴を言って、ちょっとすっきりすると
経営者の方は、次に行動したりする方ばかりです。

私はただ頷いていたり、
「そういうとき、困りますよね〜」
「どこの会社でも、それは何か方法を考えていかないと、ですね」
「やっぱり、経営者の立場は、お互いに大変ですよね」
などくらいの返事しかできないのですが、
私に愚痴を言ってすっきりし、次に行動する経営者の方は、とても頼もしく感じますね!

(つぶやき)通訳係

ある社長さんが、いいました。

「うちの職員は、井戸の中の蛙でね〜」

私は、いえいえ、そんなことはありませんよ、
と言葉を返しつつ、次に社長が何を言いたいかはおおよそ予想出来るので、
社長の台詞を待っています。

社長曰く。


会社に対する不満を職員どおしで言っている。

給与や賞与が安いと、愚痴っている

忙しい、忙しい、ばかりを言っていて、仕事が遅い。

指示待ち人間になってしまっている。

世の中は、皆、仕事は大変なもんなんだ!
もっと厳しい職場もあるのに、なんなんだ!!


社長からすると
「うちの職場は、そんなに悪い職場じゃないぞ」
と思っているので、職員が愚痴のネタにするのも、抵抗感があるようです。


もちろん、社長と職員は、立場が違いますから
意見が違うのは、当たり前なんですよね。

私は、こういう場面で、社長と職員との通訳係のような、
そんな役割をすることもあります。

(つぶやき)愚痴

なぜか、いつも色んなことに不満というか
愚痴をいいながら過ごしている方がいたとしましょう。

意外とそういうタイプの方は、悪気はないと思いますが
いるものだと思います。


実は、この終わらない愚痴話は聞いてる方も辛いときがあります。

辛いというか、「飽きてしまう」んですよね(汗)

私も愚痴を言うときは、たくさんいいます!
誰かに聞いてほしいよ!という話もあります。

愚痴話から新しいヒントが生まれるときもあります。

単に気分がすっきりする効果もありますよね。


でも、ずっと同じ愚痴を同じ人には言わないように、少し気を付けていきたいと思います!

(つぶやき)うちの社員は・・・

「うちの社員は、本当にダメなんですよ」


というフレーズも、経営者からよく聞かれる愚痴の一つです。


社員の立場の方からしたら、
「一生懸命やってるのに、ダメだなんて言わないで(涙)」
という気持ちになるかと思います。


経営者からすると
「もっと成果を期待している」ことが期待通りになってない→ダメ

という極端な表現なんだとは思います。


「経営者が期待していた以上の素晴らしい仕事っぷりだ!うちの社員は素晴らしい!」
という意見は、残念ながらあまり聞かれません。


そういう優秀な社員は、確かにいますが、ほんのほんの僅かな確率の範囲です。

「うちの社員はダメ、ダメ」
と経営者が何回愚痴っても、
だからといって、急に社員の仕事パフォーマンスが上がることもありません。


「ダメ」と言い切らず、どこに問題があるのか
経営者は社員をじっくり見てみたいですね。

(つぶやき)愚痴


私は、色々なタイプの経営者と打合せをしたり、
お話しをするのが、日常業務になります。


私も含めて、経営者は愚痴を言える相手が限られてます。

そういう訳で、私は経営者の愚痴を色々な場面で聞いてます。


だいたい集約すると、お金の悩みか、従業員の悩みが、ダントツの愚痴トップです。


もしかすると、お金より、従業員の悩みが多いかもしれません。


こんな話をだすと、世の中の「従業員」は、ドキドキするかもしれません。


しかし、残念ながら、ある程度は事実です。


とはいえ、朝から晩まで、経営者は愚痴を言ってるわけではなく
ちょっと愚痴を言ってみて、いいながら、改善したり対策することを考えて
そしとその行動をおこしていく
という流れかと思います。


そういう意味では、愚痴を言いながら、頭の中の整理をすることに
繋がっているのかもしれませんね。