いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

本屋大賞

2021年本屋大賞は「52ヘルツのクジラたち」

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2021年本屋大賞」が発表されました。
2021年本屋大賞には「52ヘルツのクジラたち」町田その子(中央公論新社)が決まりました!
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受賞作は、自らの過去を断ち切るために東京から大分県の海辺の町に移り住んできた女性と、親から虐待を受けて言葉を発せなくなった少年の交流を描く物語です。児童虐待やトランスジェンダーなど重いテーマを扱いながら、生きようとする人間の力強さ、その絆に、読み終わった後に涙が止まらなくなる作品です!
52ヘルツのクジラたち、というタイトルも心にズシンときます。

町田その子さんは、この作品が初の長編作品だといいます。
昨年4月の刊行で累計部数は34万部に達し、多くの人の心をつかんだ作品です。
何度も読み返したくなるオススメの一冊ですよ!

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2020年本屋大賞に『流浪の月』(凪良ゆう/東京創元社)

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2020年本屋大賞」が発表されました。
本屋大賞は、全国の書店員たちが一番売りたい小説を選出して投票を行い、最も得票数が多かった作品を表彰するもので、今年で17回目を迎えました。
過去の受賞作は映画やドラマなど映像化される作品も多く、大賞作はもとより、ノミネート作品にも多くの注目が集まっています。

今回の本屋大賞「流浪の月」(凪良ゆう/東京創元社)に決まりました!
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「9歳の女の子を大学生が誘拐する」という刺激的な設定のお話で、「ラストの力強さ」が話題になった作品です。
あまり言うとネタバレになりそうですので、ぜひ一度手に取ってみてください!
(本屋大賞は大賞作・ノミネート作品ともに、本屋さんの目立つところに並んでいると思います!)

毎年、本屋大賞の発表会は明治記念館(東京都港区)で開催していましたが、今年は、発表会そのものは行わず、事前に録画した大賞受賞作品の発表と大賞受賞作家のインタビューを動画配信するという「異例の発表」となりました。
このようなところにも新型コロナウイルスの影響が出ていますね。


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2019年本屋大賞は「そして、バトンは渡された」(文芸春秋)

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2019年本屋大賞」の発表会が明治記念館で行なわれ、私も出席させていただきました。

今年の本屋大賞は、
「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ(文藝春秋)
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に決まりました!
受賞作は、幼くして母を亡くし、血縁のない大人たちにリレーされるように育てられた女子高校生の成長する姿を描いた家族小説で、義父らとの日常を通して、家族の形を問いかける作品です。

毎年のことですが、会場にはマスコミの方々もたくさん参加されており、受賞者の瀬尾まいこさんが昨年の受賞者・辻村深月さんから花束を受け取るなど、華やかで熱気溢れる授賞式でした!

書店員さんが選ぶ「本屋大賞」は、私たちの感覚に近く親しみやすい作品が多いような気がします。映画化される作品が多いのも納得です。
書店では今年の本屋大賞の作品のみならず、ノミネート作品も平積みで陳列されており、早くも盛り上がりを見せています。
ぜひ受賞作をお手にとってご覧ください!


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「2018年本屋大賞」は、「かがみの孤城」(辻村深月/ポプラ社)に!

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2018年本屋大賞」が発表され、大賞に「かがみの孤城」辻村深月(ポプラ社)が選ばれました。
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「かがみの孤城」は、ある共通点を持つ中学生7人が、鏡でつながった不思議な城で出会い、成長していく姿をつづるファンタジーだといいます。
著者の辻村さんは、2014年から2016年まで3度、ノミネートされていましたが、今回、初の大賞受賞となりました。

また、「翻訳小説部門」は、西本かおるさん翻訳の「カラヴァル 深紅色の少女」ステファニー・ガーバー(キノブックス)が、「発掘部門」では、「異人たちの館」折原一(文藝春秋)が「超発掘本!」に選ばれました。
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「カラヴァル 深紅色の少女」は、魔法とウソに満ちた世界で、17歳の少女スカーレットが姿を消した妹を探して冒険と恋に翻弄されながら成長していく姿が描かれている物語。
少部数書籍で、アマゾンのランキングも発表前は60万位台?!だったそうですが、発表から一夜明けて英米文学研究カテゴリのベストセラー1位にジャンプアップしたそうですよ!どんなお話なのか、気になります。

大賞受賞作は、映画などで映像化されることが多く、注目を集める本屋大賞。
受賞作品はもとより、10作品あるエントリー作品も面白そうな作品がずらりと並んでいて、この時期は本屋さんの店頭を見るのが一層、楽しみになります。
皆さんは、どんな一冊が気になりましたか?

受賞された皆さん、おめでとうございます!

●NPO法人本屋大賞 HPはこちら▼
https://www.hontai.or.jp/

「2017年本屋大賞」は「蜂蜜と遠雷」(恩田陸/幻冬舎)

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2017年本屋大賞」が、4月11日に明治記念館で発表されました。

「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。
過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。

2017年本屋大賞には「蜜蜂と遠雷」恩田陸(幻冬舎)が決まりました!
恩田さんは代表作「夜のピクニック」(新潮文庫)で2005年にも本屋大賞を獲得していて、今回は2回目の本屋大賞受賞となります。
本屋大賞を2回受賞した方は史上初の快挙です!
(しかも今回は、直木賞とのダブル受賞です)
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(写真は「本屋大賞」HPより拝借しました)

受賞作「蜜蜂と遠雷」は、国際ピアノコンクールに挑む4人の若きピアニストたちを多視点で描いた群像劇。
恩田さんが7年もの間、連載していた作品で、読みながら、音楽が頭の中に流れてくるような気持ちになるすばらしい作品です。

本屋大賞の発表会場、明治記念館では、各地域の書店賞作品も展示されていました。
近年、さまざまな地域で書店員を中心に本に関する賞(いわばご当地版本屋大賞のような試み)が創設されているようです。
ご当地だけでなく、酒飲み書店員大賞など、同じ志?!を持つ書店員の方が選んだ賞もあるようで、見ているだけで楽しくなります。

本が売れない時代といわれ、出版市場は書籍、雑誌とも年々縮小傾向にある中で、出版業界を盛り上げていこうという試みは、さまざまな広がりを見せているのだなと思いました!

●本屋大賞のHPはこちら
(NPO法人本屋大賞実行委員会)▼
http://www.hontai.or.jp/