いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

本屋大賞

「2015年本屋大賞」は「鹿の王」(上橋菜穂子著)に決定!

いずみ会計とご縁のあるNPO法人本屋大賞さん。
4月7日「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2015年本屋大賞」が発表となりました。

全国の書店員さんたちの投票により決定する「本屋大賞」の受賞作品は、映画化など、他のメディアで大きく取り上げられることも多く、注目が集まっています。
毎年、本屋大賞の前後になると、書店では大きなポップとともに受賞作やエントリー作品が大々的に売り出されるので、本屋さんの棚を見ると「今年も本屋大賞の季節だな」と思われる方も多いのではないでしょうか?!

気になる2015年本屋大賞は、「鹿の王」(上橋菜穂子/KADOKAWA 角川書店)となりました!

150410本屋大賞(2015)

受賞作「鹿の王」は、異世界を舞台に繰り広げられる壮大なストーリー。
主人公のヴァンは、強大な帝国・東乎瑠(ツオル)に抗戦した戦士団の生き残りで、岩塩鉱で奴隷となっている中年男性。
岩塩鉱で謎の病(やまい)が発生し、ヴァンは混乱に乗じて、生き残った女児・ユナを連れて脱出。
一方、帝国の医術師ホッサルは、病の解明に乗り出す・・・

という作品で、作者の上橋菜穂子さん曰く「私の作品は、書店員さんにしたら、『ジャンル泣かせ』でしょう。ファンタジーの棚、一般書、児童書、どこに並べるか迷う、それこそ書店員さん泣かせの本だと思います(笑)」とのこと。

確かに、異世界の話だからファンタジーっぽくもあり、読んでみると医療ミステリーのような雰囲気もあり・・・(ご本人はパンデミックを書きたかったわけではなく、病が見せてくれるであろう、もっと別の姿、つまり「人が命とどう向き合ってきたのか」が本当に書きたかったとおっしゃっています)

でも、これまでのジャンルではくくれないところも、この本の魅力!
書店員さん泣かせの本、といいつつも、多くの人に手にとって欲しい!と思える本であるからこそ、書店員の皆さんが「いちばん売りたい本」として選んだように思います。

ぜひ一度、お手にとってご覧下さい!


■NPO法人 本屋大賞のホームページはこちら▼
http://www.hontai.or.jp/


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2014年本屋大賞「村上海賊の娘」に決定!-NPO法人本屋大賞実行委員会

書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票する-
今やすっかりおなじみとなった「本屋大賞」。
いずみ会計とご縁のあるNPO法人本屋大賞実行委員会さんが実施に向けて様々な活動を行っています。

4月8日、明治記念館で「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2014年本屋大賞」の発表会が開催されました。
その結果、2014年本屋大賞に、『村上海賊の娘』(和田竜・著、新潮社)が決まりました!

著者の和田竜さんは、「のぼうの城」や「忍びの国」などの小説が有名ですね。

「和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は『海賊王』と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景(きょう)は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。」(新潮社HPより)
という受賞作品。
「のぼうの城」でも思ったのですが、教科書には載っていないけれどワクワクするような戦いってあるんですね。

この作品に投票した書店員さんも、「面白かった!」というシンプルかつ力強い感想を述べています。

「面白かった!素直にそう思えた作品でした。個性が強い登場人物、テンポのよいストーリー進行は映画やドラマを観ているような感覚にさせられました。特に下巻の戦場面は圧巻の一言。何度も形勢が変わり、いつ決着が着くのかわからないハラハラ感はたまりません。」
「読み終わったあと、思わず『面白かった~』と言葉が出た。戦国時代の合戦の様子を臨場感たっぷりに描ききった凄い作品。登場人物があまりにも魅力的!村上海賊の娘・景姫のかっこ良さは、過去に登場した男姫ものの中では最高!
当時の命のやりとりにも驚いたが、納得の戦いができれば本望!という胸のすくセリフに感動した。侍と同じように海賊としての矜持を持って戦い抜いた、景姫たちにノックアウトされました。」

文句なしのワクワク感を味わえます、ぜひご一読下さい!


■本屋大賞HPはこちら→http://www.hontai.or.jp/

「2013年本屋大賞」が発表されました!

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2013年本屋大賞」が発表されました!

今年の本屋大賞に選ばれたのは、百田尚樹(ひゃくた・なおき)氏の「海賊とよばれた男」。
出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクションノベルです。

第二次世界大戦敗戦後の焦土と化した日本で、石油会社大手から排斥され売る油もない「国岡商店」が、一人の社員も解雇せず、たくましく再生する様子を描いた(上巻)、昭和28年、国岡のタンカー日章丸で国際的に孤立したイランに向かった人々の人生を描いた(下巻)―の2巻。

事実をもとにした小説、ということですが、どれほど不利な体制があっても決して屈することなく、何より国のことを考えて行動した国岡鐵造(この小説の主人公)の姿には、震えるような感動を覚えます。
ノンフィクションノベルということで、実際に国岡さんのような人がかつて日本にいた、ということは誇らしいことだと思います。
胸がすくような、じーんとするような力強い小説で、一人でも多くの方に読んでいただきたい作品です!
本屋大賞に選ばれたのも納得(^-^)。

作者の百田尚樹さんは、過去2年も本屋大賞にノミネートされていましたが、今年ついに大賞を受賞されたということです。
おめでとうございます!

本屋大賞2013
(「2013年本屋大賞」発表会。画像はいずみ会計とご縁のある「NPO法人本屋大賞」さんより拝借しました。)

そういえば、昨年の本屋大賞受賞作品「舟を編む」が映画化され、週末から公開されるようですね。
「海賊と呼ばれた男」も映画化されるのでしょうか、今からちょっと楽しみです(^-^)。


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(つぶやき)読書

本屋大賞の授賞から1ヶ月。
大賞になった「舟を編む」を購入しました。

久し振りに仕事以外の読書をしています。

こういう読書時間も、いいものですね!

2012年本屋大賞、ノミネート作品発表!

 新刊書の書店(オンライン書店も含む)で働く書店員が、自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票する「本屋大賞」。2004年から始まり、今年で9回目を迎えました。

 今年の「2012年本屋大賞」授賞式は4月10日です。
 授賞式の様子はTwitterやUstreamの中継でいち早くチェックすることができます!

 先日、今年のノミネート10作品が発表されました。
(本の内容はAmazonの「商品の説明」から抜粋・一部カットして引用しています)


【2012年本屋大賞ノミネート作発表 (作品名五十音順)】
●『偉大なる、しゅららぼん』 著/万城目学(集英社)
琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!

●『くちびるに歌を』 著/中田永一(小学館)
拝啓、十五年後の私へ。中学合唱コンクールを目指す彼らの手紙には、誰にも話せない秘密が書かれていた。読後、かつてない幸福感が訪れる切なくピュアな青春小説。

●『ジェノサイド』 著/高野和明(角川書店)
創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く。傭兵・イエーガーは不治の病を患う息子のために、コンゴ潜入の任務を引き受ける。二人の人生が交錯するとき、驚愕の真実が明らかになる―。

●『誰かが足りない』 著/宮下奈都(双葉社)
予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。10月31日午後6時に、たまたま一緒に店にいた客たちの、それぞれの物語。認知症の症状が出始めた老婦人、ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、その悩みと前に進もうとする気持ちとを、丹念にすくいとっていく。

●『人質の朗読会』 著/小川洋子(中央公論新社)
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

●『ビブリア古書堂の事件手帖
 ―栞子さんと奇妙な客人たち』
著/三上延(アスキー・メディアワークス)
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす店主のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。

● 『ピエタ』 著/大島真寿美(ポプラ社)
18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で“合奏・合唱の娘たち”を指導していた。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる―。

●『舟を編む』 著/三浦しをん(光文社)
玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。

● 『プリズム』 著/百田尚樹(幻冬舎)
世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄され―。

● 『ユリゴコロ』 著/沼田まほかる(双葉社)
亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。創作なのか、あるいは事実に基づく手記なのか。そして書いたのは誰なのか。謎のノートは亮介の人生を一変させる驚愕の事実を孕んでいた。圧倒的な筆力に身も心も絡めとられてしまう究極の恋愛ミステリー!

 あらすじだけでも面白そうな作品がたくさん・・・
 発表前に読み比べて、受賞作品を予想してみませんか?!


■特定非営利活動法人本屋大賞実行委員会
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