いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

特定口座

証券会社の「特定口座」の確定申告が、少しラクになります

【ポイント】
確定申告書に添付する特定口座年間取引報告書の範囲が広がり、原本の添付だけでなく、金融機関から電磁的方法により交付を受けたものを印刷した書面も添付が認められるようになります。



上場株式等の投資をしている方にはおなじみの「特定口座」
投資家自らが1月1日から12月31日までの1年間の売買損益を計算し、翌年の2月16日から3月15日までに原則、確定申告をすることが必要な一般口座に対し、特定口座は、申告分離課税が適用になる上場株式等の譲渡益課税について、証券会社が損益の計算を行い、「特定口座年間取引報告書」を交付する制度です。

さらに、投資家が「源泉徴収あり」か「源泉徴収なし」かのいずれかを選択し、「源泉徴収あり」を選択した場合、証券会社等が投資家に代わって納税してくれるため、原則として確定申告をする必要もありません。

使い方によっては使い勝手のよい特定口座の確定申告について、平成29年度の税制改正により、添付する特定口座年間取引報告書の範囲が拡充されます。

まず、上場株式等に係る配当所得等又は譲渡所得等の金額を申告する際に確定申告書に添付する特定口座年間取引報告書について、これまでは原本の添付が必要でした。
今回の改正により、原本の添付以外に、金融機関から電磁的方法により交付を受けた特定口座年間取引報告書に記載すべき事項が記録されたものを印刷した書面の添付も認められるようになります。

また、特定保管勘定等の設定・廃止をする場合に提出する特定口座異動届出書について、マイナンバーの記載も不要となります。

この改正は、平成31年分の所得税から適用されます。


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証券会社の「特定口座」とは?

【質問】
この冬のボーナスを利用して、株式投資をはじめようと思っています。
早速、証券会社に投資を始めることを相談したところ、「特定口座」を開くか、開かないか、ということを聞かれました。
特定口座って何ですか?

【回答】
特定口座とは、その特定口座内における上場株式等の売却による所得の金額を、他の株式等の売却による所得と区分して計算することができます。
この計算は金融商品取引業者等が行うため、損益計算をした年間取引報告書を発行してもらえます。



 年金などの先行き不安に加え、低金利が続いているため、ご相談の方のように個人でリスクをとって株式投資をする方もいらっしゃいます。

 株式投資をはじめるには、証券会社等に口座を開設しなくてはいけません。
 その際、「特定口座を開く/開かない」ということを質問されます。今日は特定口座について少しご説明いたします。

 証券会社などの金融取引業者等に「特定口座」を開設した場合、その特定口座内における上場株式等の売却による所得の金額については、他の株式等の売却による所得と区分して計算することができます。
 なお、この計算は金融商品取引業者等が行うため、損益計算をした「年間取引報告書」を発行してもらえます。
(逆に言うと、特定口座を開設しない場合は、すべての証券取引を自分で管理しなくてはいけません。)

 また、特定口座には「簡易申告口座」(源泉徴収しない)と「源泉徴収口座」(源泉徴収する)の2種類があります。

 それぞれの口座の特徴は、次の機会にご説明いたします。


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