現在、全国の税務署の名前は被りがないように工夫して付けられていますが、税務署の制度が発足した明治時代には、同じ名前の税務署がここにもあそこにも!というケースが結構あったようです。
中でも、一番被ってしまった名前が「富岡税務署」。
福島県、群馬県、愛知県、徳島県、と4つの県に「富岡税務署」という税務署があったそうです。他にも中村税務署は全国に3つ、松山税務署も全国に3つなど、名前の被っている税務署は結構ありました。
なぜ同じ名前の税務署がいくつもできてしまったのかというと、税務署の成り立ちに関係があるといいます。
税務署ができる前は、各府県に設けられた収税署が国税徴収業務を担っていました。収税署は郡単位に置かれ、その名称が冠せられました。その府県内で名称が重複しない限りは、混乱が生じなかったのです。
しかし、明治29年の税務管理局官制により、全国統一の機関として税務署が発足すると、全国単位で見た時に同じ名前の税務署がいくつもできてしまい、混乱の元となったため徐々に名称を変更していったそうです。
ちなみに、現在「富岡税務署」は群馬県にあります。その他の富岡税務署は吸収合併や改称により名前が変わっています。現在、福島県の富岡税務署は相馬税務署、愛知県の富岡税務署は新城税務署、徳島県の富岡税務署は阿南税務署となっています。
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福島県、群馬県、愛知県、徳島県、と4つの県に「富岡税務署」という税務署があったそうです。他にも中村税務署は全国に3つ、松山税務署も全国に3つなど、名前の被っている税務署は結構ありました。
なぜ同じ名前の税務署がいくつもできてしまったのかというと、税務署の成り立ちに関係があるといいます。
税務署ができる前は、各府県に設けられた収税署が国税徴収業務を担っていました。収税署は郡単位に置かれ、その名称が冠せられました。その府県内で名称が重複しない限りは、混乱が生じなかったのです。
しかし、明治29年の税務管理局官制により、全国統一の機関として税務署が発足すると、全国単位で見た時に同じ名前の税務署がいくつもできてしまい、混乱の元となったため徐々に名称を変更していったそうです。
ちなみに、現在「富岡税務署」は群馬県にあります。その他の富岡税務署は吸収合併や改称により名前が変わっています。現在、福島県の富岡税務署は相馬税務署、愛知県の富岡税務署は新城税務署、徳島県の富岡税務署は阿南税務署となっています。
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