いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

2013年02月

(つぶやき)営業が面白い?!

さて、私は麹町に事務所を出してから8年目になります。

この8年、色々とありました!

自分で振り返ると「営業が未経験」ということが一番大変でした。

かつて一般事業会社に勤務していた頃、営業アシスタントをしたことが唯一の経験、でしょうか。
アシスタントですから、営業マンのお手伝いをしたわけです。

本当にこれだけですね、営業経験。
あとは営業したことがありません。

要は営業のド素人が独立したわけです。
とはいえ、独立したからには、営業は絶対に必要です。

業種問わず、一番大変でかつ一番面白い仕事は、やはり営業ですね。

(つぶやき)私も独立して10年

実は、私は独立してから今年が10年目。
麹町に事務所を出してから、8年目になります。

独立した最初の2年は、自宅事務所で知り合い経由の外注案件などの対応をしていました。

振り返って見ると、完全マイペースだった最初の2年はリスクも少なく、自由に仕事をしていました。
そういう意味では「独立」というよりは「自由業」になった気分でしたね。

時間があるので、本を読んだり、セミナーや研修もたくさん行きました。

そんな時期も今となっては、懐かしいですね。

消費税が上がる前にマイホームを取得したい

【質問】
マイホームの取得を考えています。
一生に一度の買い物、かなり高額なので、消費税が上がる前に買わないと損をするのではないかと心配です。
どのタイミングまでに買えば、消費税5%で買えますか?

【回答】
事業者が平成25年10月1日(指定日)の前日までの間に締結した工事の請負に係る契約に基づき、平成26年4月1日以後に引き渡しを行う場合には、当該工事にかかる消費税は5%の税率を適用します。



 住宅などを購入する個人消費者にかかる消費税、金額が大きいだけに影響も大きいですね。
 ご心配な気持ち、よくわかります。今日は請負工事時の消費税のお話をします。

 消費税は平成26年4月1日から5%から8%に、さらに平成27年10月1日には10%に引き上げられます。
 ただし、消費税増税時の請負工事の消費税には経過措置があります。

 事業者が平成25年10月1日(以下「指定日」という)の前日までの間に締結した工事の請負に係る契約に基づき、平成26年4月1日以後に引き渡しを行う場合には、当該工事に係る消費税については、5%の税率を適用する、というものです。
 指定日というのが消費税改正の6ヵ月前に設けられています。

 税率が変わるのが平成26年4月1日ですが、指定日以前に契約しているものは5%を適用できる、という話です。

 同様に、平成27年10月1日に消費税が10%に引き上げられるときの指定日は6ヵ月前の平成27年4月1日になります。
 この前日までの間に契約締結し、平成27年10月1日以後に引き渡しを行う場合には、8%の消費税が適用されます。

 ちなみに、請負工事以外でも、次のような業務も同じ経過措置が設けられています。

(1)その他の請負に係る契約
修繕や運送、保管、印刷、広告、仲介、技術援助、情報の提供に係る契約等

(2)委任その他の請負に類する契約
検査、検定等の事務処理の委託に関する契約、市場調査その他の調査に係る契約等

(3)仕事の完成に長期間を要するもの
上記の(1)(2)のような契約は、仕事の完成に長期間を要することが通例ですが、実際に長期間を要するかは問わないようです(^-^;)。

(4)仕事の目的物の引き渡しが一括して行われるもの
運送、設計、測量など、目的物の引き渡しを要しない請負等の契約では、契約した役務の全部の完了が一括して行われるものも含まれます。

(5)相手方の注文が付されているもの
目的物の仕様や規格に相手方の指示があるもの。
例えば、船舶、車両、機械、家具等の製作、洋服等の仕立て、広告宣伝用資産の製作、建物・機会の修繕など修理や加工等を目的とする請負契約が該当します。


 ご相談の方の場合、もし、5%の税率を適用したいのであれば、平成25年9月30日までに契約を締結することが必要です。
 ただ、マイホームは本当に一生ものの買い物になります。消費税はあくまでも検討課題の一つとして、納得のいくようしっかり検討することをオススメいたします。


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(つぶやき)10年、生き残ること

顧問先に今年が10周年を迎える会社があります。

この時代、10年会社を続けるのも、大変なことです。
お話しを聞いてみたら、会社設立前に、創業準備セミナーに参加したことがあり
定期的に同窓会があるらしいですが、200名くらいのうち、まだ経営を続けているのは5名くらいだけ、とのこと。

具体的には創業準備セミナーに参加した200名のうち、120名くらいが会社を設立し、
10年たったら5名くらいだけが会社経営を継続してるとのこと。

中小企業、零細企業、ベンチャーと呼ばれる会社の生き残りがいかに困難か、
改めて身に迫る話でした。

「UNISEC10周年記念イベント」に参加しました!

いずみ会計とご縁のあるNPO法人、大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)さんが、NPO法人として認定を受けて10周年を迎えました!
先日、法人の10周年記念イベントが行われ、私も参加させていただきました!

UNISEC01

UNISECは、大学・高専学生による手作り衛星(超小型衛星)やロケットなど宇宙工学の分野で、「実践的な」教育活動の実現を支援することを目的とする特定非営利活動法人(NPO)です。
これまでに、東京大学、東京工業大学の学生グループが1999年秋にキューブサット(10cm角)の開発に取り組み、2003年6月に「XI-IV(東京大学)」、「Cute-I(東工大)」それぞれの打ち上げに成功しました。

「現在では多くの大学が超小型衛星を開発し、打ち上げ・運用に成功しています。」(UNISECホームページより)
と、学生たちによる超小型衛星の打ち上げ・運用では、大きな成果を上げています。
まだ若い学生さんたちが、宇宙空間に衛星を打ち上げて成功させるなんて、ちょっと夢がありますよね!

最近は、
「従来からの加盟大学・高専の学生への支援活動に加え、現在進行中のプロジェクトの研究活動、企画、運営等を行っています。
またUNISECは、『超小型衛星』を利用した実践的な宇宙工学教育が、他の国々の学生にとって有意義なメソッドであると考え、今後はより広く海外の大学や研究機関等との協力体制を築き、宇宙工学教育の実現・普及に貢献して参ります。」(UNISECホームページより一部抜粋)
と、活動を広げています。

記念イベントは、パネルディスカッションや座談会、各大学のポスターセッションなどもあり、これまでどのような活動をしてきたのか、に加え、日々の活動の一部を垣間見ることができました。
壮大な宇宙のことですが、実は一つ一つの小さな研究の積み重ね、という当たり前のことがとても印象的でした。

宇宙は可能性が広がる世界。これからもUNISECさんの活動にご注目ください!



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