いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

コスト

(つぶやき)給料の3倍稼ぐ

給料の3倍稼いでほしい。

これは、どんなビジネスの経営者でも、社員に対して考えていることだと思います。

管理職は違うとか、あるいは、管理部門(総務や経理)はそもそも担当売上がない、とか
職務によって、調整は必要でしょう。
会社の考え方もあると思います。

でもそうなると、社員の担当売上は給料の5倍にも10倍にもなっていきます。
管理コストが抑えられるほど、営業担当がこなすべき売上の倍数は調整が可能になりますよね。

さて、私は、最低で「給与の3倍」を目安にしています。

給与額面、社会保険雇用主負担、通勤手当に加え、
退職金、最低の福利厚生、通常の営業交通費、支給するパソコン、
通信費、机、そのスペースの家賃などをその社員のコストとして考えると、
給与の2倍は稼がないと雇ってるだけで赤字になりそうですよね。

経営者はいつもこのように採算を考えながら、社員を見ています。

社員の方々は、いつも採算を見られている、ということを、忘れずに行動するのが大事ですよね。

(つぶやき)人を雇うということ

私は社会人になってから、いわゆる「会社員」を
15年くらい経験しています。

現在は自営業になって10年くらい、
職員を雇う立場になって8年くらいが経ちます。

給与をもらう立場の時代と、給与を支払う立場の時代とでは
給与や社会保険に対する考え方が、大袈裟ではなく正反対かもしれません。

雇用されていた立場では、給与が振り込まれるのは当たり前でした。

社会保険も会社が払うのが当たり前。

社会保険が高くなっても、それはそれ。

労災保険は、会社が払うのが当たり前すぎて
その保険料がどのくらいかかるかも不明、という状況でした。

しかし、今は給与を支払う立場になってます。

給与を期日に支払い、社会保険の値上げ改訂を反映し
そして労災保険も支払います。

通勤手当を払い、法定以外の福利厚生もやはり何かと必要です。

給与を支払うだけではなく、人を雇うと、これほどコストがかかるとは・・・。

正直に、実際には自分がその立場になり、痛感しました。

今までの私が勤務した雇用主に、改めて感謝する次第です。

(つぶやき)営業活動の方法

私も税理士事務所というビジネスの範囲で営業活動をします。
営業活動には、多種多様な方法があります。

この営業活動方法は、実は顧問先で一番盛り上がる話題です。

私は自分の税理士事務所の営業活動以外にも
顧問先がどんな営業方法にコストをかけているか、
知る機会があり話題がつきないところです。
(コストゼロの営業活動は分からないという欠点もありますが)

こんなDMは効果があったと聞いた。
新聞折り込みで良かったのはこんな事例だ。
今風にいえば、Facebookで反響があったのはこんな事例だ。
HPとメルマガで集客をしている事例があるよ、などなど。

経営者が一番知りたいのは、究極「営業コストの効率的な方法」ではないでしょうか。

(つぶやき)コストと新規営業

私がときどき広告宣伝費や新規営業コストで感じることがあります。

それは、見込み客の何らか情報収集について、
無料で得られる方法にこだわる経営者が多いことです。


もちろん、広告宣伝費や新規営業の経費は、低い方がいいに決まってます。

ただし、
コストをかけないことにこだわる→新規営業ができない

ある程度のコストをかける→ある程度の新規営業ができる

の二つの選択肢があるなら、どちらがいいでしょうか。

もちろん、コストをかけない→新規営業ができる

という方法があるのが一番ですが、それはなかなか難しいですね。