ある飲食店経営者が、言いました。

飲食店業界は、なんだかんだと師弟制度があって、継続してきたきた業界です。

今の時代では、やれ労働環境がどうだ、残業がどうだ、と話が上がることもありますが
飲食店業界は「師弟制度」がやっぱり、基本です。

はい、私もそう思います。
飲食店だけではなく、税理士業界も、似たりよったりですから(笑)


本当ですよ!
特に資格商売の分野は、多かれ少なかれ、そんな背景があるかと思います。


あまり大きな声では言えませんが、20年くらい前に
私が勤務した会計事務所は、私を半年くらい社会保険に入れてくれませんでした。

私はフルタイムの正社員として採用されていました。
社会保険加入の要件は、完璧に揃っています。
しかし、その会計事務所の所長は、社会保険加入の手続をしませんでした。

半年くらいして、社会保険加入の手続をようやくしてもらい、
正直にホッとしたのを、今でも覚えています。


給与も正直に、業界の新人だからか低かったと思います。
しかも残業手当がつきません。


高校生のバイトより、時給単価が低いと、嘆いた時期もあります。

でも、私は、そういう経験をしたからこそ
税理士登録が出来て、かつ、独立も出来ました。

そして、税理士として独立できたからこそ、スタッフを雇い
スタッフに給与を払う立場になれました。


昔、給与が低くて仲間と悲しんだことも
残業手当がでなかった時代も、今、リベンジをかけてるような気がします。

飲食店業界と、税理士業界の違いはわかりませんが

「師弟制度で成り立ってきた業界」
については、ハシッコだけ、見てきたはずの私です。