いずみ会計事務所の「ためになるブログ」Season2

東京都千代田区二番町(麹町)で開業している「いずみ会計事務所」のブログです。税務・経理や会計の最新動向から、顧問先企業のご紹介まで、女性税理士ならではの視線で綴ります。

路線価

令和3年分 路線価を発表

【ポイント】
7月1日、令和3年分の路線価が公表されました。
新型コロナウイルスの影響で観光地や商業地で下落が目立ち、全国の調査地点の平均は6年ぶりに前の年を下回りました。

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7月1日、国税庁は相続税などの基準となる「路線価」を公表しました。
路線価とは、国税庁が1月1日時点で算定した、主な道路に面した土地の1平方メートル当たりの評価額で、相続税や贈与税を計算する基準となります。

令和3年分の特徴は、新型コロナウイルスの影響で観光地や商業地で下落が目立ち、全国の調査地点の平均は6年ぶりに前の年を下回った、という点です。

調査対象となった全国およそ32万地点の平均は去年に比べて0.5%の下落となっています。
下げ幅が大きかった地点は、大阪市中央区の心斎橋筋で26.4%、岐阜県高山市の上三之町下三之町線通りで12.7%、奈良市の大宮通りで12.5%、東京・台東区の雷門通りで11.9%など、各地の観光地や商業地で下落が目立ちました。
36年連続の全国最高額となった東京・銀座5丁目の銀座中央通り(4272万円)も、去年に比べて7.0%下がり、9年ぶりの下落となりました。

国税庁は「新型コロナウイルスの影響を受けて外国人を中心に観光客が減り、飲食店の閉店が増えたことなどが原因」だとしています。


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令和2年分の路線価、発表

【ポイント】
7月1日、令和2年分財産評価基準(路線価)が発表されました。相続税及び贈与税の財産評価の際に使用します。


令和2年分の財産評価基準(路線価)が発表されました。
令和2年分の路線価は、2020年1月1日から12月31日までの間に相続、遺贈又は贈与により取得した財産について、相続税及び贈与税の財産評価の際に適用されます。

路線価とは、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額のことをいいます。
ちなみに、今回の路線価の最高額は、有名な「銀座・鳩居堂前」(中央通りと晴海通りの交差点あたり)1平方メートルあたり4590万円です!
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なお、土地の評価方式には、路線価方式と倍率方式があります。
路線価が定められている場所(主に都市部)では、路線価をもとに、その土地の形や奥行きの長さ、間口の広さ等に応じて各種補正を行い、評価額を算出します。(路線価方式)

一方、路線価のない地域の場合、その土地の固定資産税評価額に一定の倍率を乗じて計算します。(倍率方式)

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令和元年分の路線価図等、7月1日に公開予定

【ポイント】
令和元年分の路線価図等が、7月1日(月)11時に公開される予定です。

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令和元年分(2019年1月1日から12月31日までの期間に係る年分)の路線価図等の財産評価基準が、7月1日(月)11時に公開される予定です。

財産評価基準は、2019年1月1日から12月31日までの間に相続、遺贈又は贈与により取得した財産に係る相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用されるものです。
路線価図等は、国税庁のホームページ等で閲覧でき、毎年7月1日前後に公開されるのが通例となっています。

日本全国の路線価等がわかるので、お住いの地域やお勤め先の近くの評価額がチェックできて、意外とはまってしまうこともありますよ!
公開から数日間はアクセスが集中して、サイトにつながりにくいかもしれませんが、興味のある方は見てみると面白いかと思います。


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平成30年分財産評価基準(路線価)、3年連続で上昇

【ポイント】
国税庁が発表した2018年分の路線価(1月1日現在)は、全国約32万4千地点の標準宅地が17年比で0.7%のプラスとなり、3年連続で上昇したことがわかりました。



7月2日に、国税庁から、相続税や贈与税の算定基準となる2018年分の路線価(1月1日現在)が発表されました。
これによると、全国約32万4千地点の標準宅地は17年比で0.7%のプラスとなり、3年連続で上昇したことがわかりました。

都道府県別の路線価は東京、大阪、愛知など18都道府県で上昇しています。(ちなみに17年は13都道府県で上昇)
最も上昇率が高かったのは沖縄県の5.0%(17年は3.2%)で、訪日客の増加によるホテル需要の高まりやリゾート開発が影響しているのでは、といわれています。
首都圏(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)と大阪府は5年連続、愛知県は6年連続で前年度を上回っている一方で、秋田県は2.3%マイナス、愛媛県は1.6%マイナスとなるなど、地方では下落が止まらない地域が多く、都市圏と地方の二極化が進んでいるようです。

路線価図は、国税庁のホームページで閲覧可能です。
こんな形をしています▼
180703路線価図
ちなみに、路線価図で丸を囲んだ部分は、33年連続で路線価が日本一となった東京都中央区銀座5の「鳩居堂」前です。1平方メートルあたり4432万円であることを示しています。


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平成28年分の路線価、公開

【ポイント】
平成28年分の路線価(相続税や贈与税の課税対象となる、1平方メートルあたりの土地の価格)が公開されました。



平成28年分の路線価が公開されました。
路線価とは、相続税や贈与税の課税対象となる土地の価格(1平方メートルあたり)のことをいいます。
ここ数年は、毎年7月1日に発表されており、今年も7月1日午前10時に国税庁のホームページにて公開されています。

今年は、全国平均では8年ぶりに前年を上回りました。
特に東京は2.9%アップで最も高く、銀座鳩居堂前の最高路線価は、何と18.7%も上昇し、1平方メートルあたり3,200万円!となりました。
実際の路線価図で鳩居堂前を確認してみると確かに…32,000千円となっていますね。
(路線価は1平方メートル当たりの価額を千円単位で表示しています。ちなみに、数字の横にあるアルファベットは借地権割合を示しています。AからGまであり、Aが90%、以下10%ずつ下がっていって、Gが30%となります。)
160712路線価図

鳩居堂前は、晴海通りと中央通り(土日などは歩行者天国になる通りですね!)の交差する、まさに繁華街のど真ん中という場所。
そこから、晴海通りを南下(北上)すると、路線価がどーん!と1,000万円近く下がるというところも面白いですよね。

皆様のご自宅や会社の近くなども、国税庁ホームページで路線価を調べることができます。
通り一本違いで価格がずいぶん違う、ということもありますので、ご興味のある方はチェックしてみてください!

※なお、平成28年1月1日現在において、原子力発電所の事故に関する「帰還困難区域」、「居住制限区域」及び「避難指示解除準備区域」に設定されていた区域内にある土地等については、路線価等を定めることが困難であるため、平成27年分と同様に、相続税、贈与税の申告に当たり、その価額を「0」とすることができます。


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